
プログラマーは大半が男性であり、女性は会社にわずかな人数しかいないというのがほとんどです。
そんな環境で、女性が未経験からプログラマーとして大変なことはないのか私の実体験をもとにお話しします。
女性がプログラマーになるうえでの苦難
おそらく女子学生の大半は仲のいい女友達を作り、和気あいあいと過ごしていく方がほとんどだと思います。
現に私も学生時代は女友達と過ごしていたのがほとんどでした。
そのような学生生活を過ごした後にプログラマーという職業に就いたわけですが、まず感じるのは女性がとにかく少ないという点です。
女性が少ないと、貴重な女性社員のため会社から大切にされるというメリットもありますが、一方でセクハラのようなことをされるなど女性ならではの嫌な思いをする可能性もあります。
さらには、学生の頃とは異なり女友達ができにくく気軽に仕事の相談などができずにストレスを多く抱えることもあるかもしれません。
女性が少ない環境で快適に働くには
女性が少ない環境でも全く女性がいないということはほとんどありません。
女性が少ない分女性同士の結束力は一段と強いと感じます。
また、女性同士で固まり、複数人で過ごすことでセクハラの被害も軽減されるかと思います。
女性社員の先輩は男性からのセクハラ被害など、女性が少ない環境での苦難を乗り越えた方たちなので頼りにするといいかと思います。
育児をしても仕事は続けられるか?
育児をしながらの仕事というのは非常に大変で、基本的に一般の企業では休業などの処置をとられるかと思います。
しかし、プログラマーに関しては会社にもよりますが在宅ワークが可能なため、育児中でも仕事の継続が可能です。
また、フレックスの導入などで勤務時間も調整しやすいので、育児中の方にはプログラマーは働きやすいのではないでしょうか。
未経験者がプログラマーになるうえでの苦難
未経験者がプログラマーになるというのはそう簡単なことではありません。
まず、プログラムを組むうえで様々な専用の言語を学ばなければいけません。
プログラムを組むうえでの言語は、学生時代には全く勉強しないような内容で、プログラムを組む考え方も今まで考えたことのないような内容のため、なかなか未経験者には難しいのではないかと思います。
現に私も未経験からのスタートでしたが、はじめは教本などを見ても何を言っているのかわからず苦労したのを覚えています。
未経験者がプログラマーとして快適に働くには
おそらくどの会社でも未経験者に対しては、言語の教育を行ってくれるはずです。
はじめは何を言っているのかわからないとは思いますが、繰り返し考え方さえ理解すればどんどん頭に入っていくと思います。
教育してくださる方はいわばプログラミングのプロなのでどんどん質問するのもいいかと思います。
プログラマーになるうえで学習すべきこと
プログラマーになるにはプログラムを組むうえでの言語の学習が必須です。
会社によってどの言語を主に使用しているかはわかりませんが、おそらくどの会社でもホームページに使用している主要の言語が掲載されているはずなので、その言語を主に学習しておくといいかと思います。
もしホームページに使用している言語が掲載されていない場合には、C言語を学習しておくことをお勧めします。
C言語を覚えておけばほかの言語はC言語の派生のようなものが多いので非常に役に立ちます。
近年のIT業界では人工知能を使用して開発も多くみられるため、Pythonの学習をしておくのも1つだと思います。
また、プログラマーには基本的に資格がなくてもなることができます。
しかし、やはり資格があったほうが入社にも有利になりますし、入社してから仕事ももらいやすくなります。

まずは情報処理推進機構(IPA)が主催している情報処理技術者試験の中の基本情報技術者試験への合格を目指すといいかと思います。
この試験は、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。
情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる知識・技能について、幅広く総合的に評価している試験ですので、この資格を持っていることで会社からの評価もよくなります。
基本情報技術者試験は難しい試験ではありますが、同じく情報処理推進機構(IPA)が主催している情報処理技術者試験でプロジェクトマネージャー試験というものがあります。
こちらの試験は基本情報技術者試験よりも難易度が低いものになりますので、まずはこちらの合格を目指すのもいいかと思います。
さいごに
女性や未経験の方がプログラマーになるのには多くの苦悩があるのは確かです。
ただし、プログラマーになると開発を完成させた際の達成感や、どんどんプログラミングの実力がついてきた際の喜びなど悪いことばかりではありません。
また、おそらく多くの会社は女性社員が増えてくれることを心待ちにしているので、まずは女性プログラマーが増え、女性が引っ張っていけるようなプログラマーの世界を作っていけたら面白いのではないかと思います。