未経験プログラマーがSIerのITコンサルタントになった体験談

未経験者
ITコンサルタントってむずかしそうなイメージですが、実際どんな仕事をやるんですか?

プログラマーを目指す方の中には、将来的にITコンサルタントを目指す方もいるかと思います。
ただ、ITコンサルタントといっても実際にどんな仕事をしているかちょっと想像がつきにくいですよね。

今回は、未経験からプログラマーを経てITコンサルタントとして働いている私の経験を元に、
ITコンサルタントとはなにか、ITコンサルタトのやりがい、プログラマーを経てITコンサルタントになってよかったことを書いていきます。

書いた人
私は、職務経験10年になるITコンサルタント兼システムエンジニアです。
未経験でプログラマーとして客先常駐(お客様の会社の中で仕事をすること)でシステム開発を経験後、ベンチャー企業へ転職。
その後、ITコンサルタントを主力とするSIerへの転職を機に、ITコンサルタント兼システムエンジニアして働いています。

ITコンサルタントとは

 

ITコンサルトの仕事

顧客(企業)が抱えている課題をITを使い解決する仕事です。

文字だけでは、ちょっとわかりにくいですよね。
簡単な例を挙げてみます。

お客様
バイトのシフトを紙で作成しているが、経費削減のため紙の利用を減らしたい。
ITコンサルタント
わかりかりました。シフトをパソコンで管理できるようにシステムを作ります。パソコンを使うことで紙の利用がなくなります!

単純な例ですが、お客様の課題があって、それをITで解決する方法を提案してますよね。
このようにお客様の抱える課題をITの力を使って解決する人がITコンサルタントです。イメージできたと思います。

ITコンサルトの給料

ITコンサルタントって儲かるのと?と聞かれます。

インターネットで調べると、

ITコンサルタントの平均年収は約600万円
 
システムエンジニアの平均年収は約400万円

となっています。

もちろんサイトによっても異なりますが、概ね200万円ほど高い傾向にあります。
中には年収1,000万を超える方も少なくありません。

私もITコンサルタントへ転職した際には、3桁万円の年収アップを経験しています。

給料がすべてではないですが、魅力的です。

 

ITコンサルトに必要な3つの能力

では、ITコンサルタントにはどんな能力が必要なのか。私は3つあると考えています。

1.ITスキル

お客様の課題をITで解決する仕事なので、幅広いITの知識が必要になります。

では、実際にITスキルとは何かというと、

  • プログラミング技術
  • 要件定義や設計開発、テストといったシステム開発の知識
  • インフラ、ミドルウェア、アプリケーションなどシステムに関する知識

などが挙げられます。

また、最新のトレンドを押さえる事も大事です。
今だとAIやIoTなどは話題になることも多いので、聞いたことがあるかと思います。
常に新しい技術情報を収集し続けることも大事です。

未経験でいきなりITコンサルタントになろうと思うと、一番大変な部分かもしれません。

  

2.業務知識

お客様の課題を一緒に解決するためには、お客様の業務、業界に関する知識も必要になります。

お客様がどんな業種なのか。どんな業務をしているかなどお客様についての知識も必要になります。
  

3.コミュニケーション能力

お客様と一番近い場所で仕事をすることになります。

実際に社員の方と話をしてお客様の課題や改善点を見つけることが必要になることもあります。
そのため、コミュニケーション能力もとても重要になってきます。

プログラマーを経てITコンサルタントになる3つの利点

大きなメリットは、 プログラマーを経験することで、ITコンサルタントになるための下地が身につくことです。

プログラマはプログラムを書くだけの仕事と思われがちですが、実際はITコンサルタントと同じような知識、経験を積むことができます。

 

1.ITスキルを身につけることができる

プログラマーとしてシステム開発を経験することで、ITコンサルタントに必要となるITスキルを身につけることができます。

プログラミングを経験することで、プログラミング技術が身に付きます。

また、要件定義や設計開発、テストといったシステム開発の知識といった、プログラミング以外のシステム開発の知識も身につけることができます。

自分の作ったプログラムを動かすためにインフラ、ミドルウェア、アプリケーションなどシステムに関する知識も自然と身につきます。

 

2.業務知識を身につけることができる

プログラマーになることで業務知識を身に付けることができるのは意外かもしれません。
実際は、お客様に合わせてシステムを作るので、お客様の業務であったり、業種についての知識も身につけることができます。

 

3.コミュニケーション力を身につけることができる

システム開発は基本的にはチームで行うものです。そのためメンバー間でのコミニケーションは必須です。
チーム内でコミニケーションをとることがコミニケーション能力の向上にもつながります。

ITコンサルトのやりがい


一番のやりがいは、お客様と一番近い場所で成功を感じることができる仕事ができることです。
お客様の課題を解決するには、お客様を理解することが大事です。そのため、必然的にお客様との距離が近くなります。

お客様との距離が近いことで、いいときも悪いときも、反応をダイレクトに感じることができます。
もちろん、うまくいかない時には、厳しいこと言われることもありますが、課題解決を達成したときにお客様と一緒に喜べる事、達成感は本当にやりがいがあります。

ITコンサルトの大変なこと

常に勉強し新しい技術、知識を学び続ける必要があることです。

お客様に対して、最善の提案をするためにも、

ITの面では、プログラミングのスキルアップはもちろん、最新のトレンドを追い続ける必要があります。
今では当たり前のように目にしたり聞いたりする、AIやIoTなども数年前までは聞いたこともなかったですよね。
ITの進歩はとても早く、常に意識して勉強し続けないと取り残されてしまいます。

また、お客様が変われば、お客様の業務や、業界も変わるので、そのたびにお客様について勉強し直さないといけません。

ITコンサルタントの場合、経験も大事ですが、常に勉強し続けることが大切です。

    

最後に

読みにくい文章だったかと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

ITコンサルタントは大変ですが、お客様と成功を共有できるとてもやりがいのある仕事だと思っています。

また、プログラマー時代に経験したことは、ITコンサルタントとして働く上で、確実に大きな力になって役に立っています。

私の経験が、これからプログラマーを目指す皆さんの将来の目標の1つとして、ITコンサルタントを考えるきっかけになることができたら嬉しく思います。

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