
という疑問に、現役プログラマーの視点から答えていきたいと思います。
ちなみに僕は30代後半、営業職で未経験からプログラマーに転職しました。また、何度もプログラマー採用面接に立ち会っているので、その時の体験談などを踏まえて記事を書いていきます。
未経験からプログラマーに転職する際の志望動機
僕が使っている志望動機


だいたいこんな感じです。ここに受ける会社の特徴を付け加えます。履歴書の志望動機のスペースは狭いので、少し肉付けするだけで書くスペースがなくなります。
当たり障りないことしか書いてないので、読んだ人事の反応も

という反応です。
志望動機はそれほど重要ではない

就活をしていて志望動機に頭を悩ませますが、採用側に回るとそれほど志望動機を重視していません
色んな応募者を見てきましたが、志望動機はPCが好きとか、プログラミングは将来性があるとか、クリエイティブな仕事とか似たりよったりでした。
採用する側が気にしているのはその人物が役に立つかどうか。スキルさえ持っていれば、志望動機なんて何でもいいです。
未経験で採用側が見るのは年齢>>>>ポートフォリオ>>>(超えられない壁)>>>志望動機です。優先順位が低い項目なので、いいことを書いてやろうと思うよりは、減点しされない内容を目指しましょう。
ちなみに、フリーランスの案件の受ける時の面談では志望動機なんて誰も聞きません。この言語できますか?このフレームワーク使ってますか?このツールの経験ありますか?で終わりです。
未経験者が書いたほうがよい志望動機

スキルさえあれば志望動機は不問ですが、未経験者の場合はそうもいかないので、減点されない志望動機を考えていきましょう。
基本的には採用担当者の疑問にあらかじめ答える内容がいいです。採用担当者が思う事はこんな内容です。




面接する側気にする内容を先回りしてあらかじめ盛り込めればOKです。
もちろん、履歴書のスペースの関係でこれを全部網羅できないことも多いですが、人事が気にしている事をあらかじめ書く、という視点は持っておいた方がよいです。
1、PCが好き。プログラミングが好き

これが一番重要です。好きなこそものの上手なれ、とはよく言ったもので、プログラミングが好きかどうかは採用者は気になります。
営業だったけどPCは元々好きとか、プログラミングやったら結構楽しくて、というのは要素は有ったほうがよいです。
採用されると週5日、1日8時間PCとにらめっこです。それが辛いと思う人もいるので、ミスマッチにならないよう、日頃からPCに慣れていますというアピールはあった方がよいです。
2、今後もプログラマーを続けます

未経験からプログラマーになる人は、今後もずっとプログラマーを続けるのかどうか未知数です。流行ってるからプログラマーを目指してみたけどやっぱり辞めた、となったら教育コストがもったいないです。
とくに職歴が多くて仕事を転々としている人だとジョブホッパーとみなされて、わざわざ育てるコストがもったいないと思われます。
今後もずっとプログラマーを続ける覚悟があることを書いた方がよいです。
3、前職を辞めた理由

これも採用側は気になります。問題社員で会社を首になりました、では困ります。
前職は問題なく勤務していたが将来性がないからプログラマーへの転身を考えた、のような話を盛り込みます。

のように前職をポジティブに語ると良いでしょう。
4、会社に入ってどんな風に仕事をしたいか

人事がその人を採用して会社で活躍してくれるイメージを持ってくれると好印象です。
最初は勉強期間ですが、簡単な仕事からこなしていって、1〜2年後にはひとりで案件をまわしている、みたいな事が書ければいいです。
とはいえスペースがない場合はこの部分はカットしてもOKです。
書いてはいけない事
1、前職の愚痴、不満

ついつい書きたくなっていまいますが、愚痴が書いてあると、この会社に入っても愚痴や不満を言うのかな、と思われてしまいます。
基本的には仕事はやりがいがった、楽しかった、会社の人はいい人だった、という前職をポジティブに捉えた構成にしましょう。
そして、会社や仕事内容自体はよかったけど将来性がなかった、プログラマーをやりたくなったとつなげていきます。
2、プログラマーは給料が高いから志望しました

残念ながら未経験プログラマーは給料が安いです。また、会社が未経験に教育コストをかけて育成するのは、実力がついた暁に末永く未経験者価格で安く使い倒したいからです。
よほど頑強に賃上げ交渉でもしない限り、給料は横ばいか微増です。そのため、高い給料を求める人材とはミスマッチが起きます。
一部の大企業をのぞいて、会社は未経験者に高い給料を払う気は毛頭ない、ということを覚えておきましょう。
ほとんどの人が稼ぎたいからプログラマーになると思うのですが、その部分は志望動機の段階では隠しておきましょう。
3、プログラマーは一時的な仕事

これは本当に多いです


将来の展望があることは非常に良いことですが、志望動機に書いてはいけません。
人事が欲しいのはプログラマーという作業員です。コンサルが欲しいわけでも、マーケターが欲しいわけでもありません。
もしあなたが飲食店をオープンして、未経験者から料理人を雇おうとした時に

という人と

という人どちらをとるでしょうか。
プログラマーは一時的な腰掛けとはじめから明言している人物は、雇ってもいずれは出ていくことが確定しています。利益を生み出す人材なら、可能な限り長期間いてほしいと思っている会社とはミスマッチが生まれます。
もし、プログラマーが一時的な腰掛けと内心思っていても、それは隠しておきましょう。
未経験からプログラマーに応募する時に志望動機はマイナスがなければOK
以上になります。プログラマーの志望動機の優先順位は低いので、長時間かけて素晴らしい文章を書く必要はありません人事が聞きたいことをある程度盛り込んでおり、マイナスがない志望動機なら及第点です。
僕の使っている例文をコピペしてもいいので、ぜひこの記事を参考に志望動機を作ってみたください。