
という疑問に答えていきたいと思います。
条件が悪い未経験者ほど仕事を選べる立場にありません。30代後半未経験で就活をした僕も

という状態になっていました。しかし、条件の悪い未経験者を採用する企業は訳ありの場合が多いです。ハズレを引かないように面接で確認しべきポイントをまとめておきます。
未経験プログラマーが面接で確認した方が良いこと
コードを書かせてもらえるか否か

ほとんどの場合、未経験者採用=雑用要員です。web業界にはテスト、資料作成、コピペ作業、SNSでの情報発信係、電話番、掃除など誰にでもできる雑用がたくさんあります。
こういう面倒な雑用にプログラマーの時間を奪われないために、未経験者を採用して雑用係に任命します。
そのため、僕は面接で必ず

と聞きます。これを聞くと反応は様々です。

というところもあれば

と返ってくることもあります。採用側も入社後のミスマッチがあってすぐに辞められると面倒なので、しっかり教えてくれます。
必ずコードを書くプログラマーとしての採用なのか、雑用係としての採用なのか聞いておきましょう。
教育係がつくか

ほとんどの会社が自走力のあるプログラマーを求めます。簡単に言ってしまえば放置しても勝手に勉強して、勝手に実務レベルになってくれるプログラマーです。
はっきり言いますが未経験でそんな人いません。未経験者が自走でたどり着けるレベルはたかがしれてます。大部分のプログラマーは先輩にコードレビューをしてもらって修正を繰り返しながら成長していきます。
未経験者が変に自走できるフリをして入社しても、すぐに化けの皮が剥がれてお荷物の人材になります。それよりは素直に、

と質問しましょう。この質問も反応は様々です。

と言う場合もあれば

と言われたこともあります。

くらいのスタンスの方が、採用された後もうまくいきます。
自社開発か受託開発かSESか

会社の事業内容を把握しておきましょう。
SESはIT会社を名乗っていますが、実態は派遣会社と変わりません。職場を選べないので、会社の命令で雑用しかできない職場に行く可能性があります。また、派遣先との契約期間の問題があるので、普通の会社よりも辞めづらいです。
自社開発、受託開発、SESメリット、デメリットは以下の記事にまとめてあるので参考にしてください。
ブラック企業だった時にすぐ辞めれるか

これも重要です。正社員の場合はある程度止むを得ませんが、会社によってはアルバイトでも簡単には辞めさせません。会社は入る時よりも、辞める方が難しいです。
未経験で雇った人間は給料が安いため、実務ができるようなったら会社からすると非常に美味しい人材になります。
そのため、たとえアルバイトでも脅したりスカしたりあらゆる手を用いて、何とか辞めさせないようにします。そういう事がないように、入社前の段階でどれくらいいてほしいかきておいた方がよいです。
例えば時給1000円のアルバイトでも

という会社もあります。この場合は時給1000円で3年間働いてほしいという意味です未経験で入ったらほぼ昇給しないので、この時給のまま3年いるか、辞める時に一悶着あるか、どちらかを覚悟してください。
使っている言語やツールの確認

これは応募の時点である程度書いてあるが、面接の段階でもよく確認しておきましょう。言語については見ればわかるので、とくに見るべきポイントは使っている技術が新しいか古いかです。
最新技術を身につけた方が、転職しやすかったり、単価が高い仕事につけたりします。しかし、古い技術を使っている会社の方が不人気のため、採用はされやすいです。
例えばバージョン管理ツールにgitとSubversionというソフトがあります。gitの方が新しくて広く使われていますが、古い企業はSubversionを使っています。
gitはプログラマーに必須ですが、Subversionはプログラマー必須スキルではありません。Subversionの現場に行って、Subversionは使えるけどgitは使えないプログラマーになったら、今後のキャリアに響きます。
さらに言うなら、gitやSubversionすら使っておらず、過去のファイルを全て手動でコピー&保存している企業もあります。こういう企業に就職すると、新しいツールの使い方を全く覚える事ができないので要注意です。
ただし、最新技術を使っている企業がいいというのは理想の話です。未経験で悪条件な人ほど、新しい技術を使っている企業に相手されません。そのため、まずは最初は古い技術の企業で経験を積む可能性が高くなります。
もし、選べる立場にある条件のいい人は、使っている技術を判断して、最新技術を使っている会社に就職しましょう。
夜の会社か否か

これは意外に重要です。正社員の場合はあまりありませんが、アルバイトの場合は昼間の会社のふりをして夜の会社が求人を出しています。
そして、面接の時には何も告げず、いざ採用になったらアダルトオンリーの会社であったり、法律スレスレのグレーな会社だったりします。
もし、夜の会社が嫌な場合は、そのため面接の時には

と質問しましょう。隠す場合もありますが、もし隠して採用になった場合は、それを理由に辞めやすくなります。
夜の会社には夜専用の求人誌がありますが、人が全然集まらなかったり、訳ありな人材しか集まりません。そのため、普通の大手バイト情報サイトに昼間のweb系企業として募集していたりします。
騙されて入社するというのは気持ちがいいものではないので、なんか業務内容があやふやだったり、仕事内容を詳しく教えてくれない場合は、はっきりと質問しましょう。
就職はゴールではありません。はじまりです

以上になります。就職はゴールではありません。ほとんどの人が、就職してプログラミング技術を磨いて、高い給料をもらうのがゴールだと思います。
就職したけどプログラミング技術が全く上がらなかった、という事を防ぐために、面接の段階でどういう企業か見定めてから就職しましょう。