
答えは…なれます!
Webに関する仕事だから専門スキルが必要なのでは?と思われがちですが
プログラミングや難しい専門スキルは必須というわけではありません。
だから未経験、スキルゼロでもIT系の仕事ができる面白い職種です。
バリバリの文系女子の私が新卒でWebディレクターとして働いた体験談を紹介します。

私は大学で4年間英米文学を学んだあと、大手IT企業にWebディレクターとして就職しました。
大学時代は必修だった情報スキルの講義(Webの基礎的なをスキル学ぶ授業)を
大学1年のときに履修しましたが、Web関連の勉強はその授業だけで他は何もしていません。
新卒で入社してから2年半Webディレクターとして働いた私が感じたことをこの記事に書きます。
新卒でWebディレクターになるまで

まず文系の私がWebディレクターになるまでの経緯についてお話します。
なぜWebディレクターに?

小さいころからパソコンで何か作業をすることが好きで
IT企業で働いている父の影響もあり、Web関連の仕事に興味がありました。
しかし理系でもない、ましてやWebのスキルもない私がIT企業に就職できるわけがないと思い
私の学部で人気のあった航空、物流、旅行などの企業や外資系をメインに
就職活動をしていました。
でもIT企業で働きたい気持ちが捨てきれず
いろんな企業を調べているうちに見つけたのがWebディレクターでした。
そこからWebディレクターとして働ける会社を受け
晴れてWebディレクターになることができました。
新卒Webディレクターになってよかったこと・よくなかったこと
3つのよかったこと

Web知識が身についた
Web関連の勉強をしていなかった私はWebディレクターになってはじめて
Webの知識を身につけることができました。
ここでいうWeb知識というのはウェブサイトに関する基礎知識のことです。
Webに関する勉強をしていなかった私はWebディレクターになって
サイトがどうやってできるのかをはじめて知って感動したのを覚えています。
管理能力が身につく
Webディレクターはスケジュール管理、作業者の調整、品質管理など、
ウェブサイトを作る中で「管理」を担当するお仕事です。
管理能力はWebディレクターに限らず、どんな職種でも必要になる能力だと思います。
私はWebディレクターを経験してから自己管理がうまくいくようになりました(笑)
実際に使われているウェブサイトの制作に携われた
これはWebディレクターになって一番よかったなと感じたことです。
今ではほしい情報があるときGoogleやYahooを使って単語を検索し、
検索結果から見たいサイトを選び、その中からほしい情報を探すのが一般的です。
それによりウェブサイトは欠かせないものになってます。
そんな需要の高いウェブサイトの制作に携われるというのはとてもいい経験でした。
3つのよくなかったこと
給料が低い
私が勤めていた会社はWebディレクターの基本給が低かったです。
私は1年目で月の手取りが約15万円くらいでした。
会社にもよるかもしれまないので、全体的にWebディレクターの給料が低いとは言えませんが
特別な資格が必要ではないからなのかもしれません。
案件数が多く残業が多い
とくに私の場合は、クライアントが大手企業だったこともあり
緊急の依頼や重い案件が多かったため毎日の残業は当たり前でした。
ちゃんと1分単位で残業代が出る会社だったので、残業がすごく嫌だったわけではないですが
仕事をしていた日は自分の時間がありませんでした。
専門知識がないために一人だけ取り残される
これは入社して数ヶ月の間ではありますが、Webの基礎知識がない状態で入社したため
実際に働き始めたときは周りが何を喋っているのか全く理解できませんでした。
仕事をしているうちに自然とわかるようにはなりましたが、
入社してしばらくは取り残されている感がありました。
Webディレクターを辞めた2つの理由
クライアントとの衝突

クライアントの中にはWebに携わったことがない人が多くいます。
私が担当していたクライアントにももちろんいました。
私はWeb知識がない人でもわかりるように説明をしたり、積極的に提案を出しました。
ただ中には何を言っても無理難題を押し付ける人もいます。
そういうことが続いてしまい、やりがいを感じなくなってしまったのが一つの理由です。
作業者との衝突

ウェブサイトを作成するコーダーやデザインを担当するデザイナーは
基本的にWebディレクターからの指示を受けて作業します。
クライアントから受けた仕事を作業者に流すときは、
私と作業者の認識が一致していることでミスや遅れ防止につながるのですが
その認識が一致していると思っていても実際は違っていていることが多く、
作業者との関係が悪化してしまったことがありました。
新卒でWebディレクターになる上で知っておくべき2つのこと
Webディレクター=進行管理担当

Webディレクターは「管理」することが主な仕事です。
クライアントと作業者の間に立って、案件をスムーズに進めることが求められます。
ウェブサイトを制作する上で進行管理は欠かせません。
納期、品質、分担、状況把握などウェブサイトを制作するためには
管理しなければいけないことがたくさんあります。
それらをすべて管理するのがWebディレクターです。
コミュニケーションの大切さ

Webディレクターはクライアントと作業者の間に立っているために
クライアントの要望ばかり聞いていると、実際に作業する側が苦しくなったり
作業者の要望ばかり聞いてると、期日に間に合わなくなるなど
どっちかの意見ばかりを優先すると仕事がうまくいきません。
そうならないためにも、両者とのコミュニケーションが大切になってきます。
クライアントとは仕事をもらいつつ、こちらの意見に耳を傾けてもらえる関係性を築き、
作業者とはお互いに何ができて何ができないかを共有できる環境を作ることで
新卒でWebディレクターになっても仕事を任せてもらえる人になることができます。
最後に

新卒でWebディレクターを経験したことによって得たものは
今でも価値があるものだと感じています。
そして私が携わっていたウェブサイトは今でも使用されており、
そんな仕事をしていた私は自分を誇りに思っています。
この記事を読んで少しでもWebディレクターについて知っていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。