
正確に言うと、他の仕事もやりながらプログラマーもやってきました。
プログラマーは、年齢の限界があったりなかったりと言われています。
プログラマーには年齢の限界があるという原因としては次のようなことがあると言われています。
私の場合、どのようにプログラマーとして長生きしてきたのかを経験を交えて書いていきます。
目次
プログラマーとは?
プログラマーとは、ある機能が仕様書通りに動くプログラムを作成する人のことを指します。
ここでは、ある機能を実現するために、プログラム設計・コーディング・テストを行う人をプログラマーとして書いています。
20代 プログラマーとしての下積み時代
プログラミング言語も知らない素人の状態で入社しました。
この時代はプログラマーの数は少ないけれど、バブル時代で作るものは多かったので、入社1目からプログラム設計〜テストをやりました。
新人研修でC言語の文法を習い、実習も行いましたが、当然それだけでは足りないので、仕事しながら色々なロジックを覚えていきました。
このとき残業嫌いの私でも残業時間は30時間はやっていました。
50〜60時間残業している人は結構いました。
残業60時間だと毎日22時くらいに会社を出ることになりますが、そんな生活は若いうちしかできないと思っていました。
毎日22まで仕事をできるのは、せいぜい35歳かなぁ。と思う人がたくさんいたから35歳定年説や限界説が出てきたのかもしれません。
30代 グループリーダーになったけどXPが楽しいのでプログラマー
XPとの出会い
グループリーダーになったときくらいに、XP(eXtreme Programming)という開発プロセスが有名になっていました。
ソフトウェアを開発するときの手順や進め方を定義したものです。
設計・コーディング・テストという工程を1つずつ順番に実行していく方法をウォーターフォールと呼ぶのに対し、
XPは、設計・コーディング・テストを、あるまとまった範囲で何回か繰り返す方法で、アジャイルと呼ばれていました。
開発プロセスは体験しないとわからない
開発プロセスというのは、体験してみないと今後に活かせないと考えていたので、プログラマーとしても開発に参加し、XPで行う一通りの手順や習慣を体験しました。
XPはまるでチームが一体となって一つの目標に進んでいる感覚がして、開発が完了したときは感動をチームで分かち合えた記憶があります。
こうしてXPを楽しみながらプログラマーもやっていました。
40代 管理職になったけどmacでSwiftは格好いいのでプログラマー
若い人と一緒にプログラミング
管理職になってから、自分のプロジェクトで20代若手数名(半数はプログラマー初心者)のメンバーと、AndroidやiOSで動くソフトウェアを開発することになりました。
プログラミング言語は、AndroidはJava、iOSはSwiftという新しい言語でした。
周囲はWindowsのPCばかりなのにmacやiPhoneを使って開発するのが格好いいと思ったのと、今後の何かに使えそうに思えたので、自分もiOSのプログラマーとして参加しました。
もちろん管理職の仕事もやりました。
スクラムで管理職の仕事も両立
2010年を過ぎると、XP以外にも、スクラムという開発プロセスが有名になっていました。
スクラムは、大体XPとやり方が似ているのですが、XPよりも新しく社内で話題にもなりやすいので使うことにしました。
スクラムを使うことによって、毎日の作業の進み具合がグラフなどでわかりやすく表示できていましたので、上司への報告は、あまり手がかかりませんでした。
しかし管理職というのは突発的な仕事も入ってきます。スクラムもXPと同じように誰がどこの部分をプログラムしたり修正しても良いので、自分が突発的な仕事でプログラムできなくても、チームメンバーが代わりにやってくれたので無事にゴールまで進めました。
こんな風に、格好つけたいとか目立ちたいという理由で新しいものを取り入れたりしながら、プログラマーとして長生きできました。
まとめ
振り返ると、40歳を過ぎてもプログラマーができたのは、チームで一丸となって開発する、「楽しい!」と思わせる開発プロセスがあったからだと思います。開発プロセスを上手に使って、管理職の仕事と両立させることもできました。
楽しくなくなってしまったときに、プログラマーとしての限界が見えてくるような気がします。
つまらなくなったら何か楽しいことを見つけましょう!