
という疑問に答えていきたいと思います。ここでは僕が体験した未経験プログラマーの仕事をまとめていきます
結論から言うと雑用8割、コード2割です。ただし、会社によっては雑用10割がエンドレスで続く場合もあるので、そういう場合は転職を考えましょう。
ちなみに僕は30代後半、未経験からプログラマーになりました。30代後半ですが会社では一番下の新人からキャリアをはじめました。
未経験プログラマーの実態
まずは研修

新人がいきなり仕事に入ることはありません。新人ができるレベルの簡単な案件がでてくるまでは、プログラミングを勉強するのが仕事になります。
研修はお金をもらいながら勉強できる最強のプログラミング学習方法です。研修の仕方は会社によってまちまちです。僕が入ったweb製作会社は、ひたすらhtml、cssを使って簡単なサイトの模写をしていました。
3サイトほど模写したら、html、cssを使ってランティングページなどの簡単なサイトは作れるようになっていました。
プログラマーの仕事は掃除に始まり掃除に終わる

大手企業で外部の会社に掃除を委託している場合は別ですが、中小の場合は掃除も新人の仕事になります。
出社したらトイレ掃除をしたり、オフィス全体を掃除したり、ゴミ出しをしたりします。またトイレットペーパーなど会社の備品が切れていた場合は買い出しも行います。
会社で発生する細々とした雑用はだいたい新人の仕事になります。
プログラマーと言えばワード!エクセル!パワーポイント!!!

web業界には資料作りの仕事が大量にあります。契約しているサーバー情報をエクセルにまとめたり、お客様に提案するパワポ資料を作ったり、officeを使う仕事は無限にあります。
パワーポイントで提案書などを作るのは結構難しいです。書類作成を通してプログラミングスキルは磨かれませんが、officeスキルはどんどん磨かれていきます。
簡単なバナー作成


クライアントにこう言われたら新人の出番です

フォトショップでバナーをちょっとだけ変える仕事はよくあります。バナーを作るのはデザイナーの仕事ですが、文字を変えるだけのような簡単な修正は新人の仕事です。
意外に画像修正や、画像の作成の仕事は多いので、画像修正の技術は知っておいたほうがいいです。プログラマーとして採用されたのに、フォトショップは必須ツールとして毎日使っていました。
超単純作業。テスト

これは本当に精神をやられます。webサイトのテストの場合は、100個くらいのチェック項目があってサイトを端からチェックします
・ヘッダーの画像が表示されている ○
・タイトルが表示されている ○
・メニューバーが表示されている ○
みたいな感じで細かくチェックしていきます。
しかも、クロム、IE、firefox、safari、携帯数機、ipad、ipadproすべてで確認しないといけません。単純作業のわりに時間ばかりかかります。
テストは重要な仕事なので誰かがやらないといけません。しかし、スキルが身につかない単純作業なのでプログラマーはみんな嫌がります。
大手企業だと豊富な予算を使ってテストだけ外部に投げたりしますが、中小だとそうもいきません。仕方なく新人に押し付ける会社がほとんどです。
会社によっては新人にやる気を出させるために

とか

とか言って新人に人参をぶら下げます。しかし、会社によっては1年以上テストしかさせない所もあるので要注意です。万が一、3か月以上たってもテストしかやらせてもらえない職場だった場合は黄色信号です。
その場合は上司にコードを書きたい旨を伝え、それでも改善されない場合は早めに転職を考えましょう
簡単な保守、改修作業




研修してしばらくすると、新人でも出来そうな簡単な仕事が回ってくることがあります。既にあるサイトの改修であったり、お問い合わせフォームの追加であったり、簡単かつ失敗しても大丈夫そうな仕事がふられます。
こうやって簡単な仕事を積み重ねていくと、徐々に難し目の仕事をふられていき、少しずつ成長していきます。
ただし、プログラマーらしい仕事がふられるようになっても、掃除やテストなどの雑用がなくなるわけではありません。新人でいるかぎり、日々の雑用をこなした上で、プログラムを書くことになります。
結論 未経験プログラマーの実態。何も期待されていない

僕は未経験で就職活動していた時は

と心配していました。しかし、会社に入ってわかったことは誰も未経験プログラマーに期待していないということです。
独学やスクールで学んだ程度ではとうてい実務レベルではないので、いきなり仕事はさせません。研修や雑用を行いながら、少しずつ実務に慣れさせるという企業がほとんどです。
そのため、まだスキルが未熟だと感じている人もどんどん就職活動をしてweb系企業に入社することをオススメします。入社した段階では未熟でも、研修と簡単な実務を通して、一気にレベルアップすることができるからです。
未経験からプログラマーを目指している人はぜひ参考にしてください。