大学でプログラミングを学んだわたしが未経験中途採用の方から学んだこと

経験者と未経験者の差


未経験者
IT業界は経験者だらけの業界で転職するにはむずかしいんですか?

今回はこういう疑問に答えていきたいと思います。

この記事を書いている私は5年以上IT企業で働き、たくさんの未経験中途入社の方を見てきました。
そういった経験のある私から見た未経験の方との仕事を行った際の経験をもとに記事を書いていきます。
すべての方に当てはまることではないかもしれませんが、ぜひ参考にしてみてください。

書いた人
私は、Java、C言語、C#、Swift、HTML、CSS、JavaScriptの経験がある実務経験6年のシステムエンジニアです。いろんな方と仕事をしてきたので、そういった経験も踏まえて記事を書いていきたいと思います。

未経験と経験者との違い

未経験者
プログラムを一行も書いたことないけど大丈夫ですか?
書いた人
ぜんっぜん問題ありません!どう問題ないのかこれから説明しますね!

違い1 文法についての知識の差

プログラミングをする女性の画像

言わずもがな言語の文法については差が出てしまいます。
また、知らない言語についてもほかの似た言語を学んでるためそこまで大きな苦労しません。
ですが、後述しますが、言語の知識より大切なことがあります。
そのため、差は些細な問題と思って問題ないと思います。

違い2 視野の広さ

大学で情報工学を学んだわたしはそのままIT企業に就職しました。
そのためプログラムにした場合にこういう風な仕様にしたほうがいいなという観点からシステムの仕様を提案してしまうことが多いです。
対して他業種から転職してきた方の提案は、経験者の私たちが考え付かないものが多いです。
実現できるかできないかは別として、そういった私たちでは考えきれない目線で意見をもらえると、それを派生して実現できるシステムを作ることが可能になると思います。

違い3 柔軟性

前述したとおり、私はほかの業界については全く理解していないため、IT企業としての在り方はこういうものだという固定観念があります。
そのため、仕事をもらった際にこれは難しい・・・と思うことが多いです。
しかし、未経験の方はそういった固定経験がないため、どうしたら実現できるかを最初から柔軟に考えているように感じ、学ぶことがとても多かったです。

未経験からIT業界への進出のススメ

上記を踏まえて改めて言えることは、経験者は未経験者から学ぶことがとても多いということです。
こういった考え方があるのか・・こうすればよかったのか・・と、日々学ぶことができありがたい限りです。

1.前職と関係のあるシステムを開発できる会社を狙おう

まったく知らない業界のシステムを作ることは経験者のわたしでもとっつくまでにとても時間がかかります。
さらにいえば、まったく知らない業界についてはまずその業界について調べてから作業に取り掛かることが多いです。
また、そのシステムを作るうえでお客様という存在が第一なため、ちゃんとした知識がないと全然話になりません。
そのため、できれば前職と関係のあるシステムが開発できる会社を狙うと重宝されると思います。

2.他業種からの観点で見た率直な意見を提案しよう

何度もお話ししましたが、プログラマしか経験のないエンジニアは自分一人では気づけないことが多いです。
そのため、ほかの業界から来た新しい風(というとかっこいいですね(笑))を欲している企業が多いことは確かです。
プログラミングの知識がないということが原因で意見が言えないということはあまり考えずに思ったことは率直に口にすることは、グループのためにもなります。
見当違いかもなんて気にせずにどんどん意見を提案していきましょう。

3.わからないことをわからないままにないでおこう

これに関してはIT業界に限らない話だと思います。
前述したとおりIT業界しか経験がない私が言うのも説得性がないかもしれません。
しかしプログラムは一人で完結するものではないため、わからないことはわからないと言ってもらわないと、後々大きな問題が起きることもあります。
間違えて書いた1行で、すべてのデータが消えてしまうこともあります。
わからないことはわからないと相談することが大事です。

実際に仕事をはじめるとどんな仕事から始まるか

すべてのパターンを挙げるとキリがないので、私がよく見た3パターンを説明します。

パターン1 3か月ほどのプログラミング研修を行う

画面に文字を表示することからじっくり教えてくれるパターンです。
基礎的なことを教えてくれるため、配属になったときにつまずくことが少ないです。

パターン2 正しくプログラムが動くかのチェックを行う

プログラミング開発の工程で正しくプログラムが動くかどうかチェックする段階があります。
この工程は正しく動くかという確認をするだけのため、プログラミングの知識が必要ありません。
また、プログラムの仕様をなんとなく理解できるので、後々機能を作ったりするときに役立ちます。
このとき、知識がないからこそユーザーの目線でチェックできるので、気になったことはどんどん聞いてみましょう。

パターン3 すぐに開発現場に入り、簡単なコードを書いてチェックしてもらう

「この画面にこの文章を追加する」や、「この画面の文字の色を変える」等、とても簡単なコードを書いて、チェックしてもらうパターンです。
すぐに実務を経験できるため、実際に必要なプログラミングの知識いち早く身につきます。

結論:まずは自分の得意とする業種の企業を探してみよう

必ずしも同じ業種である必要はありませんが、得意とする業種の方が中途として入ってきた場合は本当に重宝されます。
経験者は様々なジャンルのシステムを開発していることが多いです。
そのため、得意とするひとからの視点から見てシステムがどうかを見てもらえること自体に需要があります。
プログラマになるのに経験は必要ありません!
私たち経験者のためにも、いろんな視点から見れる皆様がIT業界に来てくれることを心待ちにしています。

一応前もって勉強しておくのにおすすめな言語を書いておきます


・Java
基礎的なプログラムの仕組みを知るのにとても適しています。
また、難易度もそんなに高くないため、ちょっと触ってみる程度でもおすすめです。
・HTML&CSS
とっっっっても需要が高いです。
前述したJavaとは全く違うので、別で勉強しないといけませんが、
Web系の言語は需要が高いので覚えておいて損はないです。

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