
プログラムってなんだか難しそう。素人では全くわからないのでは?
理系にしか務まらないお仕事なんじゃ…
などと、なかなか敷居高そうなイメージがあると思います。
じつは、そんなこともないんです。
素人からプログラマを経て、フリーランスのシステムエンジニアになった私の体験談から
Web系プログラマという職業についてご説明いたします。

今年の4月まで会社員として働いていましたが、5月に独立しフリーランスのシステムエンジニアとして仕事をしています。
未経験からでもプログラマとして活躍するには

IT企業へ就職する方法は主に3つ
IT企業へ就職する方法は、一般企業とほぼ変わりありません。
新卒採用枠で就職する
転職活動を経て、中途採用で就職する
第二新卒、既卒の採用枠から、中途採用で就職する

どんな仕事をするの
プログラマはシステムの開発が主な仕事です。


必要なスキル
システム開発を行うためには、プログラム言語を習得する必要があります。
Web系業務用のシステムでよく利用される言語はJava、C#、Ruby on Railsなどがあります。
また、システムで一番重要な要素はデータです。データを管理するためのプログラム言語として
SQLというものがあります。
SQLとして代表的な言語はOracle、PostgresSQL、MySQL、SQLServerなどです。
これらのプログラム言語は独学で勉強しても良いですし、
プログラム研修用セミナーを受講するのも良いでしょう。
また、就職先の会社が初心者向けのプログラム研修を行なっている場合もありますので、
入社してから本格的に勉強することもできます。(私はこのケースでした)

主な仕事内容

プログラム開発は、ほとんどがお客様先にて行います。
就職した会社は事務のみで開発者は各お客様先へ派遣されるというケースが多いです。
プログラムを書くと言っても、いきなりJavaでプログラミングを行うわけではありません。
プラモデルや料理なども、設計図やレシピがあるように
システムにも設計図(設計書と言います)があります。
設計書は文章や表などを使って、プログラムでどのように動くように作ってほしいかを
書いていきます。
設計書ができたら、その設計書を基にしてプログラムを書いていきます。
プログラムができたら必ずテストを行います。
テストはテスト仕様書という資料を作成します。
テスト仕様書で予めどのようなテストを行うかを示しておき、
テスト仕様書の通りにテストを行います。
どんな人が向いているか

プログラマとして就職する人は、必ずしも理系を出ている必要はなく、
企業側の募集要項にもほとんどの場合、理系は採用必須条件に入っていません。
私が入社した会社でも、新卒で入社してくる方のほとんどが文系大学を卒業していました。
また、中途採用者も前職は営業、事務員、整体師など、未経験からの転職者
も多くいらっしゃいました。
では、どのような人がプログラマに向いていて、活躍しやすいのでしょうか。
面倒くさがり屋な人

プログラムは同じことの繰り返しや、無駄な動きを無くしたりすることを目的にして作られる
ことが多いです。
面倒くさがりな人は、「何度も同じことを繰り返すくらいなら一回で済むように変えよう!」と
自然とプログラムで問題解決をする思考に移りやすいのです。
整理整頓が好きな人

プログラムはプログラム言語という文章の塊です。
何千行や何万行という文章に追加したり、変更をしたりするので、
文章の書き方に統一感が無いと他の人が読む時にとてもわかりにくい
状態になってしまいます。
また、プログラムがいろいろなところに散らばっているよりも、
ひとまとめになっていた方が探す手間が省けたり、読みやすい
といったメリットがあります。
整理整頓が好きな方は、プログラムを整理整頓して書けば
自然とよいプログラムになる傾向があります。
個人で稼ぐ時代へ

ひとつの仕事に縛られる必要はない
プログラマといえど、プログラムを作る仕事だけを行わなければならないわけではありません。
日中はプログラマ、夜は飲食店経営などという方もいらっしゃいます。

プログラマの年収は低い
プログラマの年収は、平均的なサラリーマンよりもやや少なめというのが実情です。
また、プログラマとしての成熟期はだいたい35才までと言われ、
それ以降は、
システムエンジニアや管理職となるか、
プロフェッショナルのプログラマとなるか
という選択肢に分かれます。
さらにもうひとつ、フリーランスのシステムエンジニアとして独立するという選択肢もあります。
フリーランスという生き方

かくいう私も9年間、会社に勤めてからフリーランスという道を選びました。
理由はいくつかありますが、一番大きい理由は
その会社にいても技術力UPできない
ということでした。
9年間同じシステム、同じ言語、同じ業務パターンを考え続けることついて
もったいないような気がする
と思いました。
世の中にはたくさんのシステムやプログラム言語があふれている中で、
一つのシステムだけではなく、様々なシステム開発に参加して
いろんなプログラムに触れてみたいと思ったのです。
そのためには、プロジェクト単位で契約して仕事をしていくフリーランスという
働き方が自分に合っているように思いました。
プログラマ+α

フリーランスの場合、個人事業主であるため、
副業でどのような仕事をしても問題ありません。
派遣先ではJavaの開発を行なっているが、副業ではライティングの仕事をしている等
関連性のない仕事でもお互いの業務に影響のない範囲であれば可能です。
副業でキャリアアップ

副業でプログラミングの仕事を探すと、たくさんのプログラム言語の仕事が見つかります。
会社に属していると、例えばJava以外のプログラム言語を学びたくても、
現場が使っているプログラム言語に合わせなければならないため
キャリアアップにつながりにくいというデメリットがあります。
副業はその点で有利です。
学びたい興味のあるプログラム言語での仕事依頼を探して引き受けることで
必要なスキルを必要な時に学ぶことができます。

終わりに
システムは今となっては仕事をする上では欠かせないツールとなっています。
そのシステムを作るプログラマという職業は、今後需要が大きくなり仕事は増えると思います。
また、文系からでもプログラム言語を研修として学び、仕事を覚えさせる企業も増えてきました。
一つプログラム言語を業務の中で覚えてしまえば、どこでも通用する資格のようなものです。
興味のある方は是非、プログラムの世界へお越しください。