「web系って何?」の状態から自社開発でも受託開発でも活躍できるweb系プログラマーになれた話

未経験者
IT業界に転職しようと思ったけど○○系とかいっぱいあってどれが良いのかわからない…。
インターネットは普段から使っているからweb系ってやつが良さそうかな…?
 

いざIT業界に転職しようと思っても、業界が広く複雑な為、困惑する人も多いと思います。
IT業界には様々な業種や職種が絡み合っているので、そう思うことは当たり前です。
 

不安に感じるかもしれませんが、多くの人も同じような所からスタートしているので大丈夫です。
ここでは今あなたが興味を持っている「web系」について、未経験から活躍できるようになるまでの体験談をお話します。
 

筆者
私はweb系プログラマー歴10年以上のエンジニアです。

結論から言うとweb系がオススメです!
私も初めは同じ様に思っていた1人ですが、未経験の状態でHTMLの独学から始めて、自社開発でも受託開発でも活躍できるようになりました!

そんな私の実体験を参考にして貰えれば幸いです。

 

そもそもweb系とは何か?3つのポイント


未経験者
そもそもweb系って何?
 

私もそうでしたが、何となくのイメージしかわからない人もいると思います。
何かわからないものを目指して転職することはできません。
ですので、まずは簡単にweb系について説明したいと思います。
 

1.インターネット上にあるシステム・サービス


web系とは「インターネット上にあるサービス」です。

『Twitter(ツイッター)』や『instagram(インスタグラム)』などのSNSを利用したことはありますか?『Amazon(アマゾン)』や『楽天』などの通販サイトは利用しますか?『YouTube(ユーチューブ)』などの動画サイトはどうでしょう?

世の中にはインターネット上で利用できるサービスがたくさんあって、一度は何かを利用したことがあるかと思います。

これらはすべて「web系」システムに当てはまります。

どこからでも、誰でも、いつでも、多くの人が利用できるインターネットのサービス、これがweb系です。
 

2.見た目のプログラムと中身のプログラムでできている


では、このweb系サービスはどういう仕組みになっているのでしょうか?
簡単に言うと、「見た目」と「中身」のプログラムで作られています。

いろいろなサービスを使っていて、このように感じたことは無いでしょうか?

「パソコンでもスマホでも使えるのか!?」

これは、見た目と中身が別々に作られているからできることです。
 

「新作コーヒーの写真を表示する」場合で考えてみましょう。
パソコンだとしても、スマホだとしても、「新作コーヒーの写真を表示する」というやりたい事は同じです。しかし、パソコンとスマホの画面は大きさが違うので、同じように表示すると困るかもしれません。この場合、「新作コーヒーの写真を表示する中身」「パソコンでの見た目」「スマホでの見た目」を組み合わせて作られています。
 

見た目のプログラムと中身のプログラムを組み合わせて作られている、ということがポイントです。

ちなみに主なプログラミング言語は、見た目なら『HTML』『CSS』など、中身なら『Java』『PHP』などがあります。
 

3.独学でも勉強しやすい


web系のプログラミングは比較的勉強しやすいと言われています。

ポイント1つ目で述べた通り「どこからでも、誰でも、いつでも、多くの人が利用できるインターネットのサービス」ということは、特別な機械が無くても使えるということです。つまり、家にあるパソコンがあればとりあえずやってみることができます

そしてポイント2つ目で述べた「見た目のプログラムと中身のプログラムを組み合わせて作られている」ということは、見た目のスキル、中身のスキルがあるということです。

「え?覚えることが多いってこと?」

と思われた方もいるかもしれません。確かに両方のスキルがあるに越したことはありませんが、すべて覚える必要はありません。なぜなら「見た目のスキルがある人」と「中身のスキルがある人」が協力して作ることになるからです。

まずはどちらか一方だけ覚えれば大丈夫です。独学で始めるときには、どっちが向いているか、どっちをやってみたいかを自分で決めることができます。

「家でやってみることができて、2つから自分が好きな方を選ぶことができる。」
これはハードルが低いということで、私がweb系を始めるきっかけにもなりました。
 

未経験からweb系を学んだ3ステップ


筆者
では、実際に私がどうやって学び、web系開発で活躍できるようになったかを順番にご紹介します。

きっとあなたの参考になると思いますよ。

 

1.まずは普段使っているサービスの観察


普段使っているサービスにweb系のシステムが数多くあります。
私の場合は、まずはどういったサービスがあるのか観察してみることにしました。

ブログや掲示板、SNSに動画サイト、通販サイトなどなど、いろいろな種類があります。これらはすべてweb系のサンプルであり、アイデアでもあります。
web系と聞いてパッと具体的なイメージができるだけでも、1歩前進です。
意外とこれができなくて「何をしたら良いのかわからない」になっている人も多いと思います。

次に、何でも良いので1つのサービスをもっと細かく見て考えることを始めました。

どんな画面が表示されていますか?
どんなボタンがついていますか?
いつもどうやって操作していますか?

「こんな簡単なことが役に立つの?」

と思われるかもしれませんが、これも大切な事です。

普段何気なく使っているだけでは必要ありません。しかし、web系を作る側になるには作るものについて考えないといけません。勉強をはじめる時の足掛かりにもなり、頭に入りやすくなります。
実際に私が勉強をしているときも「これはあのサービスのボタンで使えそうかな」とイメージできたことが良かったと思います。
 

2.インターネットで独学スタート


ここから本格的な勉強になります。

とは言え、勉強するためにいきなりスクールに通ったり、何もわからない状態で分厚い専門書を買う必要はありません。私の場合は「ついていけるかどうか不安」「この分厚いのを全部覚えるのは無理」など、ネガティブな感情がありました。

自分のペースでできて、できるだけ安く、みなさんもそう思いませんか?

幸いなことに、web系を勉強するための情報は、インターネット上にたくさんあります。
「〇〇 入門」などで検索してみるといっぱい出てきます。

私の場合は、まず取っ付きやすかった「見た目」からやってみることにしました。

見た目の基本はHTMLです。先ほど述べたように「HTML 入門」と検索して独学スタートです。

基本的な書き方からタグ(画面を組み立てるための部品の様なもの)の種類まで、欲しかった情報がすぐに出てきました。参考ページを見ながら書いてみて、初めて画面が作れた時は感動しました。そして、「出来る!」と感じれました。勉強している内に、前項で見ていた「普段使っているサービス」の様な綺麗な画面を作りたくなり、それにはCSSが必要であることがわかりました。

今度は「CSS 入門」で検索です。基本はこの繰り返しです。興味が広がるので都度検索、そしてやってみる。それだけでHTML、CSS、javascriptの基礎は身に付きましたし、「中身」で使えるJavaを試してみることも出来ました。

このように、基礎的なことはインターネット上の情報で十分に身に付けることができます

その中で、「わからないこと」「気になること」「もっと知りたいと思うこと」が出てきたら、それに合わせて途中途中で参考書を買うこともありました。インターネットでの勉強を補足するような使い方ですね。
 

3.仕事を始めて経験を積む


「そんないきなりできないよ?!」

と思われるかもしれませんが、私が実際に成功した方法です。

基礎を身に付けた、簡単なものは作ってみた、でもこれで仕事ができるのだろうか?誰もが必ずぶつかる問題です。

私ももちろんぶつかりました。

しかしこれは「仕事を始めるまで乗り越えることはできない問題」です。ではどうすれば良いのか?答えは簡単です。IT業界へ足を踏み入れれば解決できます

仕事の場合、「勉強」と「実務経験」の差は大きく埋まるものではありません。それは企業側もわかっていますし、先輩のみんなもわかっています。だからこそ、ほとんどの企業にはやり方は様々ですが研修期間が用意されています

基礎がわかっていて、ある程度の用語が伝わりさえすれば、十分通用します。研修中、もしくは研修後には、実際の開発に参加して先輩に教わりながら勉強することになります。

私も経験してわかったことですが、これは当たり前で、最善の勉強方法です。
学んでいる途中で仕事を始めるような形になっちゃってますが、実際にこの道筋で活躍できるようになりました!
 

web系開発の体験談


筆者
先ほどの方法で、無事にweb系開発者になることができた私ですが、いくつか経験して思ったことがあります。

私の経験を紹介することで、あなたの未来の姿を想像する材料になれば、チャレンジの後押しになるはずですので是非ご覧ください。

自社開発も受託開発も参加したことがあるので、それぞれご紹介させて頂きます。

 

自社開発、受託開発、SESどれがいいか

2021年3月11日
 

1.受託開発


受託開発とは、お客さんから仕事を受けてサービスを開発することです。
他社が考えた他社のサービスを開発することになります。

私が初めて参加した開発は、この受託開発でした。

見た目は「HTML」、中身は「Java」のシステムです。
CSSも当たり前のように出てきます、独学で作ったものよりちょっと複雑です。でも、冷静に1つずつみていけば理解できます。独学で学んできたことが確実に役立っているのを感じることができました!もちろん全てとは言えませんでしたが、研修で増えた知識もある、周りには先輩も居る、多少苦戦することもありましたが問題なく通用していました!

この後も、同じ構成で作られた他のシステムもやれましたし、経験の無い中身が「PHP」のシステムにも関わりましたが何とかついていけました!
 

受託開発の良い所は、いろいろな企業、いろいろなシステムに関わることができることです。それは多くのプログラムを勉強できるという意味であり、やればやるほどステップアップできます。

世の中には多くのweb系サービスが存在しています。ですので、web系のスキル・知識の幅を広げることはとても大切です。様々なweb系サービスの開発に参加することは、web系プログラマーとして経験を積むのにとても良い環境だと言えます。

私も、関わったサービスを参考にして別のサービスに活かすということが多々あり、自分の成長を感じることが多かったです。

独学から始めてまず参加するなら受託開発がオススメです。
 

2.自社開発


自社開発とは、自社で考えたサービスを開発することです。
会社にもよりますが企画部から開発部に依頼されて開発するイメージです。

私の場合、初めての自社開発は充分に経験を積む前に参加することになっちゃいました。

このシステムは受託開発の時にやったことのある、見た目は「HTML」、中身は「Java」のシステムでした。これなら大丈夫、自分でもやれるぞ!と思った矢先、知らないライブラリ、知らないフレームワークを使うと言われてショックを受けました。
例えばJavascriptのライブラリ「jQuery」、今ではかなり普及していますが、当時は新しく、私のような独学スタートの初級プログラマーは聞いたこともありませんでした。基本を覚えたての私は、応用がいっぱい出てくるだけでかなり苦労されられました。初めは全然わかりませんでしたが、先輩に助けてもらいながら何とか頑張っていた記憶があります。
 

自社開発では新しい技術に触れるチャンスが多いと言われています。お客さんの思いが入ってこない分、自社の判断で新しい技術を使ってみようとなりやすいのです。

そしてweb系は流行り廃りが激しいと言われています。当然、新しい技術に触れることはweb系プログラマーにとって有利に働きます。とは言え、新しい技術は参考にできる情報も少なく難しいです。先輩に聞いても先輩も知らないことがあり、自分のレベルでは難し過ぎてかなり困った経験も何度もあります。先ほど述べた話もその1つですね。それでも何とかなりましたし、その後の開発でかなり役に立っています。

必ずしも自社開発だから新しい、難しいということはありませんが、自社開発の前に受託開発から始めることをオススメします。

経験をいっぱい積んだ今では新しい技術も楽しむことができるようになりました。
自社開発に参加できるようになると、流行の最新サービスを開発できるチャンスもありますよ!
 

まとめ


以上が未経験からIT業界で活躍できるようになるまでの「web系」体験談です。

私としてはやはり始めるなら「web系」がオススメです。

独学から始めやすいことは未経験者にとって大きなメリットです。普段から触れているインターネットを使ったサービスの開発は出来上がりのイメージもしやすく楽しいと思います。多くの人に触れて貰えるチャンスもあるので、やりがいにも繋がりますよ。

筆者
ぜひ「web系」にチャレンジしてみてくださいね、参考になれたなら幸いです。
 

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