
他の業界から未知のIT業界に飛び込むのは、いろんな不安が付きまとうと思います。
ここでは体験談も踏まえて、未経験からIT業界へ就職した時に待ち構える困難や、意外と知らないIT業界の仕事内容を記述していきます。

主に会計システム開発を行っています。
そんな私の実体験が参考になればと思います。
未経験者がIT系の就職先を選ぶときに基準にして良かったこと2選
まず初めに、就職先としてどの会社を受けるかという選択があります。
もちろん「未経験OK」を掲げている会社を選ぶ必要はありますが、
中には、実際は未経験ではやっていけない様な仕事内容だったり、未経験OKだからこそ
残業が多く、退職率高めの会社も存在するのです。
そんな中で基準にするべき項目を2点ご紹介します。
1.研修が充実してるかどうか
まず筆者が基準にしたのは求人サイトでよく見かける「研修制度」です。
IT業界では、思っている以上に職場内で未知の専門用語が当たり前のように飛び交います。
この研修制度があるとないとでは、未知の専門用語が飛び交う会社で初めの数年間で経験する苦労が雲泥の差なのです。
筆者が就職した会社は幸いなことに研修制度が充実していました。
まず、入社してすぐの頃は、外部で1ヶ月間javaの研修を受けていました。
更にそこから1年間、半分は会社の指示で外部研修を受講していました。
この充実した研修のおかげでプログラミングの概要程度の知識と、プログラミングの難しさを身に染みて理解出来ました。

速攻会社から逃げ出していたかもしれません。。
2.OJT制度があるかどうか

OJTというのはOn the Job Treaningの略で
新人に教育担当の方がついて、実務を通して学ぶ事が出来る仕組みです。
研修である程度知識はついていたとしても、研修と実務ではレベルが全然違います。
最初はソースコードの長さや、そもそもの業務内容についても理解出来ていない状態が続きます。
そんな中で教育担当の方がいるのは、とても心強いことです。
もちろん「教育担当以外の先輩に聞く」でも問題ないですが
忙しい時は話しかけづらかったりするので、
何でも質問できる教育担当はとても頼りになるのです。


他の同期も皆OJTと仲良くしていて仲が悪そうな人はいませんでした。
未経験で入社して苦労したこと
研修などの制度が充実していた会社でしたが、それでも苦労はありました。

研修先では他社から来た受講者達と一緒に研修を受けていたのですが、間違いなく私が一番理解力がありませんでした。
研修で出される課題を皆が10問解いている間に、筆者は2問ぐらいしか出来ていない事があり
「自分はIT系に向いていないのでは・・・」と挫折しかけた時が何度もありました。
悩んでいるときに経験者の方から「急に理解出来る日が来る」と言われて、本当かよと疑いつつも、その日を信じて耐えようと決めました。
この辛い時期を乗り越え、2年目くらいに突入したとき本当に「急に理解出来る日」が来ました。
今では一人でソースコードを読んでバグ対応も出来るようになっています。
研修で落ちこぼれだった当時の私に今の姿を見せてあげたいです。
「プログラミング学習で心が折れそうになっても絶対に諦めず、続けていればいつの間にか必ず出来るようになる」という事を、この記事を読んでいる方に伝えたいです。
自動車業界の会計システム開発とは


保守対応というのは、システムの改善や不具合があったときにプログラムを修正する作業です。
内容にもよりますが修正した内容をシステムに反映するのに3〜6ヶ月程度かかります。


時間も含まれています。
修正作業にかけた時間やコストが無駄になってしまわないように、
資料での入念な確認が必要になるのです。
自動車業界の会計システム開発って前提知識が必要では?


1.会計用語
基本的に最初のうちは仕様書通りにプログラミングしていくので、
そこで分からない会計用語があれば調べたり、OJTに聞くなどして対処できます。
ゆくゆくは簿記3級を取って会計知識を深めていくのがおススメです。
借方・貸方の仕訳を見れるようになれば
仕様書通りのプログラミングだけでなく、改善・提案が出来るエンジニアになれます。
2.車の知識
車の知識は全くなくても問題ありません。
実は、筆者も車に全く興味がありません。
業務では車の部品の売り買いが発生したときに、何のために使っている部品なのか知らなくても
システム側で決められた仕訳がきちんと出来ているかを見れるようになれば問題ないからです。
自動車業界の会計システム開発のメリットとデメリット
一般的に会計システムというのは失敗が許されないシステムです。
そのため、ノウハウが分かっているプログラミング言語を継続して使う傾向にあります。
教育体制も整っている会社が多いです。
安定を求めている場合には最適で、プログラミング言語の最前線を学びたい人には向かないといえるでしょう。
メリット
・自動車業界は安定しているので、仕事がなくならない
・安全性を大事にしている為、教育体制が整っている
デメリット
・失敗が許されない業務の為、リスクのある最新の技術を取り入れにくい
・新しいプログラミング言語を扱えない会社が多い
まとめ
・プログラミング未経験者でIT系に就職するなら「研修」や「OJT制度」が
整っている企業がおすすめ
・自動車業界や会計システムは専門知識がなくてもやっていけるが、
のちのち簿記の知識が必要になる

仕事次第では高収入も望めます。
まずは未経験でも挑戦してみる事をおすすめします!