
未経験の仕事はどんなものだって大変です。
特に、プログラミングのように専門的な知識が必要な分野であればなおさらです。
でも、少しずつでも学習を行い、知識を身に着けていけば、未経験だって仕事をこなすことができます。
実際に、過去の私だって実務経験ゼロの素人でしたが、必死に学習を行うことでなんとか仕事をこなせるようになりました。
そんな私がweb系企業に就職していた3年間で、どのように生き残っていったかを体験談として書いていこうと思います。

その後は、ITコンサルタントとして仕事に邁進していましたが、結婚&子育てを機に時間に余裕のある社内SEに転職し、現在はすっかりパパとして家庭第一で生活しています。
はじまり

私のプログラミング経験は、せいぜい大学の講義で少しだけ学んだ程度のものでした。
そんな中、大学の求人にあったWeb系企業の広告を見た私は、その給料の良さに惹かれて、Web企業への就職を決意したのでした。
シンプルな動機で就職先を決めてしまった私は、未経験でWeb系の企業に就職することの大変さを知る由もなかったのでした。
体験談
入社してから1ヶ月

プログラミングについて薄い知識しかなかった私は、入社してから早速つまずいてしまいます。
私が担当した最初の仕事は、とあるWebサイトの修正でした。そこで使われていた言語はPHPで、私は使ったことのない言語でした。
修正のお仕事ということで、過去の担当の方が作成したプログラムを理解して修正しなければなりません。
しかし、これはWeb系企業あるあるだと思いますが、上司に当たる方はあまり内容について説明してくれず、「自分で勉強して」「わからないことだけ聞いて」というスタンスでした。
PHPも触ったことのない私。しかも、知らない人が書いた知らないシステム。
上司に聞こうとしても、いつも忙しそうで話しかけるスキを与えてくれません。
最初の1ヶ月は、ろくに仕事ができなかった思い出です。
独学でプログラミングを勉強する

とにかく知識をつけなければならない。そう感じた私は、本屋に足を運びPHPの入門書を買いました。
一応、プログラムの知識は多少はあったので、本を読むことで少しずつPHPへの理解は進んでいきました。
特に私が大事だと思ったのは、以下の知識です。
プログラム言語の知識

何はともあれ、プログラム言語の知識は必須です。
プログラム構文の書き方はもちろん、どんな関数があるのか、どんなフレームワークを使っているのかなど、勉強することはたくさんありました。
特に、PHPの場合は多くのケースでフレームワークを使って開発するため、フレームワークの知識も重要です。
私の現場では、Symfonyを使ったシステムが多く、PHPの知識だけではなく、Symfonyの知識も必須でした。
Linuxの知識

また、Web系の開発を行う際には、だいたいOSとしてLinuxを使うと思います。
ファイルを作成したり、ディレクトリを移動したりといった、windowsなら当たり前にできていたことが、
OSがLinux担った瞬間に高難易度になってしまいました。
私はLinuxに関する知識がまったくなかったため、大きなつまづきポイントになってしまいました。
Linuxのコマンドも、一生懸命覚えました。
データベースの知識

データベースも、Web系のシステム開発を行う上ではほぼ必須と言えるのではないでしょうか。
SQL文の書き方を、必死に覚えました。
データベースのチューニングなど、専門性の高いものはさておき、普通にデータベースを触るだけなら、
そこまで苦労することはないのではないかと思います。
私も、データベースは比較的早く習得することができました。
勉強して成長したことで・・・

上記のように、プログラミング、Linux、データベースと様々な勉強を行っているうちに、
なんとか仕事をこなすことができるようになってきました。
仕事ができるようになってくると、加速度的に楽しさが増していくのがプログラミングの特徴ではないでしょうか。
実際に、私も仕事がどんどん楽しくなっていきました。
前の案件では、うまくできなかったところも、仕事を繰り返していくうちに、どんどん工夫できるようになってきました。
プログラミングの面白いところは、工夫できる余地がたくさんあるというところですね。
仕事を通して、そんなことを知ることもできました。
さいごに

こうして、未経験でWeb系企業に入社した私は、最初の1ヶ月本当に苦しい思いをしましたが、
少しずつ学習を進めていくことで着実に成長し、いつしか仕事を楽しいものだと思えるようになりました。
努力すると、必ずいいことがあるものですね。
何はともあれ、未経験でWeb系企業に就職された方は、大変かもしれませんが必ず楽しいと思えるときが来ると思いますので、
頑張ってくださいね!