
コロナの影響でこれからの働き方や副収入のスキルとしてプログラミングを学習する人が増えています。
ここではプログラミングスクール「TECH CAMP(テックキャンプ)」に30代で通った体験談を紹介します。

ただし若い方より学習時間や年収の面で不利になる場合もあるのでスクールを使って効率的に学習しましょう。
私はTECH CAMPの短期転職コースを完了し転職をせずにフリーでエンジニアになることを選びましたが、実際に体験した内容をお伝えします。
30代でTECH CAMPの短期集中転職コースに通った体験談
TECH CAMPの良い所

ゼロからプログラミングについて学ぶことができる

私はTECH CAMPに申し込みをした時点でHTMLとCSSの知識が少しある程度の素人でした。
TECH CAMPを終えて以下のようなスキル身につけることができました。
- HTML/CSS(Sass) WEBの見た目を作る言語
- javascript/jQuery アニメーションや非同期通信などブラウザを動かす言語
- Ruby on Rails アプリケーションを作成するサーバーサイド言語とフレームワーク
- git 作成したWEBやアプリのバージョン管理ツール
- AWS(EC2/S3などクラウドサーバー) amazonが提供するクラウドコンピューティングサービス
またIT業界の状況や転職市場の概要などの説明会も定期的に行われるため
学習しながらプログラマーの市場について学ぶことができます。
エンジニア転職に期待しすぎていた僕にとっては現実を知る良いきっかけになりました。
未経験転職は難しいですがTECH CAMPはそれを可能にする事を約束しています。
プログラマーとして自走するスキルを学ぶことができる

プログラマーにはエラーやバグを自分で解決するもしくは
先輩や同僚に質問する技術がとても重要になります。
TECH CAMPではこれを「自走する力」としてエラーやバグの質問をする前の
検索方法や質問方法の教育にも力を入れています。
エラーが出ても慌てずに自力で原因を解明できる
質問をする場合も相手の時間を極力奪わない事はとても大切ですね。
私は今でもプログラミングの質問をするときはTECH CAMPの手法を使っています。
プログラミングの技術と同じくらい大切だと思います。
これができるできないでエンジニアとしての成長スピードがかなり変わると感じました。
サービス設計からリリースの流れを勉強することができる

カリキュラム後半では4人〜5人のグループを作りフリマアプリの作成をします。
ここではサービスの設計〜本番環境へのリリースをチーム開発します。
ガイドはありますが開発の流れはチームに任されており
週に1回メンターへ開発状況を報告しレビューをもらう形です。
限られた時間の中で今週はどこまで開発するのかなど
開発の流れを学習することができるのはオフラインならではだと思います。
自分がプログラミングで何をするのが好きなのかを見つける人が多かったです。
教室で仲間と学習するので刺激がある

プログラミング学習を一人で始めると挫折する人が多い理由に
モチベーションが維持できない/悩みを相談できない事は多くあります。
教室で同期の仲間と切磋琢磨することでモチベーションはかなり上がります。
また仲間に聞いたり教えたりすることで自分の理解が進んだり
独学で学習するよりも効率的だと感じました。
卒業してからも仲の良いメンバーとは定期的にコミュニケーションを取ったり
転職先が同じだったというケースもよくあります。
転職サポートが手厚い

私は転職をせずにフリーとなりましたが同期でカリキュラムを終えたメンバーは
しっかりと就職先を見つけて転職をしていました。
カリキュラム後半からキャリアアドバイザーという転職サポート専門の
スタッフさんが案件を紹介してくれるのですが個人の希望に
なるべく沿った提案をしてくれるのでCAさんの質はとても高かったようです
私が転職をしない決断をした際も無理に転職をすすめるようなこともなく
定期期なフォローをしてくれていました。
返金対応有り

TECH CAMPでは一定の条件を満たせば返金対応をしています。
理由としては怪我や病気、もしくは適正の問題でプログラマー転職を
残念ながら諦めなければならない人も一定数いました。
私が通っていた頃は80名ほどでスタートして
約20人ほどが脱落して辞めていきました。
ただし怪我や病気の場合は事情を相談して延長(別料金有り)や
次の入校生の期にズラすなどの対応になることもあるようです。
返金対応は開始後14日までという規約になっていますが
軽い気持ちで利用する人はほとんどいなかった印象です。
TECH CAMPの悪い所

授業料が高い

これには賛否両論あると思いますが国内のスクールでは圧倒的に高く約70万です。
オフラインスクールなので運営資金がかかることもあると思いますが
お金のない人には用意するのが難しい金額かと思います。
プログラミング学習ということだけに絞れば
もっと安価なスクールや教材はたくさんあります。
運営するのも人なので質の悪いメンターなどに当たると
高い授業料を払っているんだからしっかりやってくれと思うことはありました。
学習する言語は選べない

TECH CAMPではカリキュラムは指定されるため言語を選ぶことはできません。
サーバーサイドの言語とフレームワークはruby on rails一択です。
初学者が理解しやすい言語である反面実案件が少ないので
個人的にはPHPやLaravelなどの言語も選ぶことができればなと感じます。
同期で転職したメンバーもほとんどは違う言語を使用する会社に転職していました。
今すぐこれから流行る新しい言語を勉強したいという人には微妙ですね。
教室が少ない、受講生が増えすぎている

個人的に一番デメリットを感じたのはここです。
昨今のプログラミング人気で受講生が増えている中で
教室やメンターの数が足りず教室は常にパンパン。
室内で換気の悪い教室では風邪が流行ったりしました。
コロナの渦中は教室も閉鎖され教室型スクールの意味がなかったようです。
これについては同期の中でもかなり不満が多かったです。
チームメンバーは運任せ

チーム開発のメンバーは運営側で割り振りをするので
問題のあるメンバーがいると地獄です。
私は幸いメンバーに恵まれたので問題なかったのですが
途中でチームが崩壊してしまい5人で作成するアプリを
2人で開発しているようなチームもありました。
運営に直訴していましたが現場でも起きることなので・・・と
取り合ってはもらえなかった様子でした。
卒業後カリキュラムは見れなくなる

カリキュラムはオンラインの共済ですが卒業後6ヶ月でアカウントは削除されます。
常にカリキュラムがアップデートされるためだと思いますが
70万払ってカリキュラムが手元に残らないのは微妙でした。
今でも時々カリキュラムの1部だけ見たくなるようなことがありますが結局自分で調べたりしています。
卒業時点のカリキュラムをデータで渡すとかできそうなものですが・・・
カリキュラムの量が多くペースが早い

10週間でかなりのボリュームを詰め込むのでカリキュラムのペースはかなり早いです。
とりあえず動いてるけどなんでだろう?と思いながら進めたり
カリキュラム通りコマンドを打ったけどこれは何をしているんだろう?という場面も多いです。
運営が設定した目安があるのですが大体の人は遅れたペースで消化していました。
TECH CAMP終了時のプログラミングレベル

カリキュラム習得時のプログラミングレベルは以下です。
やや専門的な表現があることはご了承ください。
【HTML】
最低限の見た目を作ることができる。
hamlという記述を使用してBEMに沿った命名規則でコーディングができる。
だがタグの意味や使い方の理解は浅くSEOを意識したコーディングはできない。
【CSS】
Sassの記述を使用して基本的なレイアウトは作成できる。
カリキュラム内でレスポンシブ対応の制作をしない点は致命的です。
レスポンシブ対応は実務では必須になると思いますので
受講後自分で学習する必要があります。
【javascript】
ajax通信を使用した非同期通信のチャットアプリを制作するが
カリキュラムをなぞって制作をするため実務のレベルには程遠い
ほとんどの受講生が勉強不足と感じている印象でした。
【jQuery】
カリキュラム内では読み物という位置づけになっており
コードはほとんど書かずにで終わってしまいます。
javascript同様勉強不足を感じるボリュームです。
【Ruby on Rails】
かなりの時間をアプリ制作に充てるので受講後は
メモアプリやインスタグラムのようなアプリが作成できるようになります。
カリキュラムを早めに終えられた場合はポートフォリオとして
各受講生がいろいろなアプリを制作しており驚くようなクオリティーの人もいました。
【git】
個人開発でもチーム開発でも使用するのでかなりの経験を詰むことができます。
特にチーム開発では実務でおこりうる様々なトラブルを経験できることは良かったです。
【AWS】
個人でアカウントを取得し制作したチャットアプリを1つ本番環境へアップします。
その後チーム開発で本番環境へのアップ担当になった場合はいろいろと触りますが
別箇所の開発担当になった場合は全く触りません。
10週間という限られた時間で学習するためスキルにムラができるのは
仕方ないため継続して苦手分野の学習をしている人がほとんどでした。
結論 TECH CAMPに通って効率的にプログラミングを学習することができた
私はTECH CAMPを通じて転職はせず副業でエンジニアをしていますが
30代初学者はプログラミングスクールに通って学習するべきだと思います。
プログラミング学習はスタートで挫折する人がとても多く
ある程度自走する力がつくまでは質問できる環境を作らないと
エンジニアになる以前に学習を辞めてしまうリスクがとても高いからです。
いまスクールを検討されているのであればまずは無料カウンセリングを
複数受けてみて自分にあったスクールを探してみることをおすすめします。
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