良いプログラミング専門学校の見極め方とは?

将来のプログラマ
良いプログラミング専門学校って、どう探せばいいんでしょうか?

今回はこのような疑問にお答えしたいと思います。

この記事を書いている私は50代前半、自らもプログラミング専門学校で学び、さらにプログラミング専門学校で先生もしていたことがあります。

自分が学生として通学していた時の様子、勤めていたからわかる事や、勤めた学校以外の全国のプログラミング専門学校の先生方とも交流がありましたので、その時の体験を元に記事を書いていきます。

良いプログラミング専門学校の見極め方


プログラミング専門学校の情報を集めるには、Webページの検索や、地元で行われる進学説明会等がございます。
 
直接学校に行く前段階での情報収集について、まずは3つのチェック項目を紹介します。

情報収集時の3つのチェック項目

その1 Webページ・パンフレットの内容


いつでもどこでも、スマホ一つあればWebページは確認できます。
 
パンフレットも同様ですが、
・知りたい情報がすぐに見つかるようなわかりやすい作りになっているか?
・学生の作品等、そこで勉強すると何が出来るようになるのかが明確になっているか?
が重要です!
 
また、今時スマホ対応(レスポンシブ)出来ていない場合は、プログラミング専門学校としては、ちょっと大丈夫!?と思ってしまいますよね。
 

その2 お問い合わせの対応


Webページやパンフレットを見て疑問が沸いたら、遠慮せずに電話やメール等でお問い合わせしてみましょう!
 
・電話応対は、親切・丁寧か?
・メールでの質問に対するレスポンスが速く、内容が的確か?
などがチェックポイントです。
 

その3 評判・口コミ


プログラミング専門学校に関わらず、皆さんも何かを選ぶときに、よく口コミや評判は参考にされるのではないでしょうか?
 

将来のプログラマ
評判や口コミはどこまで本当なんでしょうか?
これが皆さんが一番気になる事ですよね!

ズバリ!経験上、信頼できる方からの直接の口コミやアドバイスが一番参考になると思います。

そういった方が周りにいない場合に便利なのが、インターネットの口コミサイトですね!

プログラミング専門学校の評判をチェックするには、こちらのサイトが便利です。
みんなの専門学校情報

ただし、ユーザー登録や個人情報をほとんど入れる事なく投稿が出来るので、信頼できるかどうかについては自己判断が必要です。
 

実際にプログラミング専門学校に行ったらぜひ確認して欲しい7つの項目

以下の7項目は現地で色々と質問出来ますので、ぜひ積極的に不明点は確認しましょう!

チェックポイント1 就職実績・就職率


将来のプログラマ
就職実績や就職率は具体的にはどんな点が重要ですか?
プログラミング専門学校の説明会に参加すると、必ず話題になる「就職実績・就職率」
 
まず、就職実績については、「過去の栄光」みたいに古いデータを紹介している場合もあるので、直近3年以内の情報かどうかを確認してみましょう!
出来れば会社名、採用職種もわかると、なお良いです。
 
次に就職率ですが、プログラミング業界への業界就職率をきちんと確認してみましょう。
専門学校だけに、きちんと業界に就職出来ているかが評価のポイントです。
 
はっきりと教えてくれない学校は候補から外しましょう。
 

チェックポイント2 講師陣


専門学校に関わらず、学校は先生がとっても重要です。
学校の良し悪しは先生の良し悪しと言っても過言ではありません。
 
プログラミング専門学校は、専門学校が雇用している常勤の先生と、現役でプログラミングの仕事をしている非常勤の先生で構成されている場合が殆どです。
 
チェックしたいのは、常勤・非常勤の先生の経歴です。どんな会社で何を経験したのかで、その方のポテンシャルも推測できます。
 
大学では、教授の略歴等がWebページで公開されているところも良くありますが、専門学校ではあまり無いようです。
 
積極的に情報を公開している専門学校は信頼できる確率が高いです。
 
また、体験入学で実際に教えている先生とお会いできると思いますので、積極的に質問してみましょう!
 

チェックポイント3 カリキュラム


カリキュラムも学校の特徴が良く表れる項目です。
 
プログラミング専門学校では、資格取得を重視しているところと、実際にプログラミングを行う実習授業を重視しているところがあります。
 
まれに両方共重視していて、授業終了後、放課後に補講をやってくれたり、プログラミングのつまづいたポイントを指導してくれる学校もあります。
ぜひ、こういう学校を選びましょう!
 
科目名だけでは分かりにくいところもありますので、こちらも質問してみましょう!
 

チェックポイント4 学べるプログラミング言語


どんなプログラミング言語を学べるかもしっかりチェックしよう!
 
AIに興味があるのであれば、「Python」は欠かせない言語ですし、
Webプログラミングなら「Java、PHP、JavaScript」は必須です。
ゲーム系やスマホアプリ制作なら「C++、C#、Java」が重要です。
 
共通して言えるのは、プログラマーにとって生命線である、「アルゴリズム」をきちんと学べるかもチェックすると良いでしょう!
 

チェックポイント5 学費


学費は、私立の専門学校は授業料を初め、各費用を合計すると年間約100万円程度かかります。
(ちなみに公立のプログラミング専門学校は現在はほとんど無いようです)

明らかに高いところは、その理由を確認しましょう!
一流会社の現役エンジニアを講師に招いていたり、最新の設備を導入していたり、何らかの理由があると思います。
それだけの価値を提供してくれる専門学校もありますので。
 

チェックポイント6 定員に対する実人数・男女比・年齢構成・中退率


まず、定員に対する実人数ですが、文部科学省からの「職業実践専門課程」の認定を受けているプログラミング専門学校は、学校のWebページに認定されている学科の実人数や退学者数等の諸情報が公開されています。
もし、わからないようでしたら直接聞いてみましょう。
あまりにも定員に対して実人数が少ない学校は、遠慮した方がいいかも知れません。

男女比は、プログラミング専門学校は8割が男性、2割が女性といった感じです。(就職後のプログラミング業界も同じ位だと思います)

年齢構成は、高卒で現役入学者が8割、その他(既卒・社会人)が2割といった感じです。

既卒・社会人の方のモチベーションが高く、高卒現役入学者のお兄さん、お姉さん的存在で、クラスをリードしてくれます。

また、退学者の率が低く、人数も少ない学校は一般的に良い学校と言えるでしょう。
 

チェックポイント7 施設・設備


施設・設備は、一般的に校舎内が過ごしやすい環境になっているか?
清掃が行き届いているか?(特にトイレ)

プログラミング専門学校としては、インターネットの回線速度が遅くないか?
また、ゲームプログラミング系の学科は、高機能なゲーミングPC・ゲーム機専用の開発環境やVR機器等、個人では入手困難なものが用意されているかも評価のポイントです。
 

(番外編)意外とやらない3つの究極チェック方法!

体験入学では、学校側もきちんと準備をして対応しています。
普段のありのままのの学校の姿を見ることをお薦め致します。

その1 講義が終わった平日の夕方が狙い目


もし、可能であれば平日の夕方、外から学校を除いてみるのもひとつの手です。
 
活気のあるプログラミング専門学校ほど、学生のモチベーションが高く、放課後残ってスキルを磨いていく学生が多いです。
 

その2 アポなしで訪問


ちょっと勇気がいる方法ですが、突然行って学校を見学させてくれたり、授業を見せてくださる学校は良い学校だと思います。
 
逆に見せられない学校はやめた方がいいです。
 

その3 登校又は下校中の学生の皆さんの様子を観察


こちらもタイミングが重要ですが、
元気よく歩いているか?
友達と楽しそうにしているか?
 
普段の学生の姿を見て雰囲気を感じ取って下さい。
未来の自分がその学校の一員になりたい! と思えるかイメージする良い機会です。
 

結論 最後は自分の目と足で確かめてみよう!


何事も「百聞は一見にしかず」と言います。
 
ぜひ、最大限の情報収集をし、実際に足を運んだ上で、最後は自分の感覚を信じて選択し、未来を切りひらいて下さい!

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