
Webクリエイター上級とは

Webクリエイター能力認定試験のHTML4.01対応の上級者向け試験です。
この記事を書いている私は、Webクリエイター上級を約8年前に取得しています。
webクリエーター能力認定試験とは
Webクリエイターとしての能力がどれだけあるかを証明する認定試験です。
Web標準(世界の標準)に沿ったWebサイトの制作で求められるスキルを測定します。
もう少し詳しく…。
Webクリエイター能力認定試験とはWebページを制作するためのHTML・CSSに関する
基本的な知識や簡単なWebページの作成スキル、フォームやオブジェクトの配置といった
webサイトデザインスキル等のWeb業界で必須となる技能を測定します。
実際にWebページを制作していく過程での知識だけではなく
実際のWebページ作成を『証明』するための能力認定試験です。
詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
webクリエイター能力認定試験の種類
簡単に。
・Webクリエイタースタンダード(HTML5対応 初級者向け)
・Webクリエイターエキスパート(HTML5対応 上級者向け)
・Webクリエイタースタンダード(XHTML1.0対応 初級者向け)
・Webクリエイターエキスパート(XHTML1.0対応 上級者向け)
・Webクリエイター 初級(HTML4.01対応 初級者向け)
・Webクリエイター 上級(HTML4.01対応 上級者向け)
HTMLとは?
Web上の文書を記述するためのマークアップ言語です。
HTML(エイチティーエムエル、HyperText Markup Language)は、
ウェブページを作成するために開発された言語です。
現在、インターネット上で公開されてるウェブページのほとんどは、
HTMLで作成 されています。
ハイパーテキスト(HyperText)とは
ハイパーリンクを埋め込むことができるテキストです。
ハイパーリンクとは、ウェブページ上で下線の付いたテキストや画像などを
クリックすると別ページへ移動するリンクのことです。
ハイパーテキストでは、
ウェブページから別のウェブページにリンクをはったり、
ウェブページ内に画像・動画・音声などの
データファイルをリンクで埋め込むことができます。
HTMLには、このハイパーリンク機能で関連する情報同士を結びつけて、
情報を整理するという特徴があります。
HTMLの種類
HTMLには、HTML4.01。XHTML1.0、HTML5と大きくこの3つのバージョンがあります。
HTML5
一番最新のバージョンはHTML5です。
HTML5は、一部ブラウザが対応していない。
対応しているブラウザでも、すべての機能は対応していない。
XHTML1.0
XHTML1.0は、記述のやり方決まりごとが多い。
HTML4.01
HTML4.01は、対応しているブラウザが多い。
記述のやり方に決まりごとが比較的少ない。
今取得するなら、HTML5対応版
今取得するなら、HTML5対応版です。
「HTML5」のほとんどの機能は、 Internet Explorer 9 以降 およびその他の
主要ブラウザは対応していると言えます。
何らかの事情で Internet Explorer 8 以下への対応を迫られるケースを除き、
「HTML5」
を使用するべきです。
Webクリエイター能力認定試験の勉強時間
パソコンの資格試験としては、Webクリエイターエキスパートでも簡単な部類に入ると思います。
私がWebクリエイター上級を受験した時は、
職業訓練でしたので、Photoshop・Illustrator等の学習と併用していたのでみっちり2ヶ月ほどかかっていると思います。
HTMLとCSS経験者は、
Webクリエイター能力認定試験合格だけなら
数時間程度の学習で合格できてしまうと思います。
標準学習時間として、
試験を運営する公式のサイトには、HTML5対応版で
スタンダード 24時間
エキスパート 24時間+38時間=62時間
とあります。
パソコン初級者でHTMLもCSSもやったことないという状況からのスタートですと、このくらいの時間がかかりそうです。
スタンダードを受けずにエキスパートから受験しても、難易度的に変わらないと思います。
webクリエイター上級 取得のメリット
仕事に活かせる
Webクリエイター能力試験は、
Web制作の基礎となるベーシックスキルを証明します。
Webサイト制作だけではなく、大抵の仕事には
納期や締め切りがあります。
WebクリエイターやWebデザイナーは、見た目の芸術性や視認性だけではなく、
限られた納期の中で最大のパフォーマンスを発揮しながら
プラン通りに制作を進められるという
作業の効率性が必要です。
制作を進めていく過程で、我流だけでの制作作業は
効率性が著しく低下してしまいます。
決まり事のようにシステマティックにスキルを身につけ制作していければ、
作業を短縮することができ、
効率的に制作を進めることができます。
Webクリエイター能力認定試験では、実際の制作現場のワークフローに即した内容が出題されるので、
実践的なスキルを証明することができます。
試験の時間も制作現場と同等かそれ以上に短い設定としているため、
スピードや効率性についてもアピールすることができます。
最近は、企業も自社でサイト運営しているため、特に女性の一般職や事務職の方がチャレンジされるケースが増えています。
Web専門職以外の様々な職種においても広く活用されています。
就職・転職に活かせる
就職・異動・転職などといった環境の変化にもWebクリエーターの資格があることでスムーズに適応できます。
サーティファイのサイトにも書いてありますが、
スキルを対外的に証明できます。
前項でも記述したようにwebクリエーター能力検定試験は、
スピードや効率性についてもアピールできます。
見た目の美しさや芸術性は人によって評価が変わったりもしますが…、
スピードや効率性などの時間的評価は明確です。
最低でも、「Webクリエイター上級の資格を取得したぐらいのスピードで作業できます。」という証明にはなります。
Webクリエイター上級を取得してよかった点
昇進しました。
この記事を書いている私は、現在建設会社に所属しています。
従業員の平均年齢が高いのもありますが、私がWebクリエイターの資格を持っているだけで「パソコンに明るい」と思われ、職場内では有利に働いています。
想像できると思いますが、建設会社は年配者が多くパソコンを使いこなせる人は非常に少ないです。
私のように、現場経験とパソコンがちょっとできるだけで非常に重宝されます。
30代後半で高卒扱いの中途採用でしたが…、出世が非常に早まりました。
年相応の給料には届いてないし、パソコン業務は、なんでもすぐ振られてしまいますが…。
パソコンを体系的に操作できるようになる
パソコンのスキルは、非常にたくさんあります。
Webやプログラミングなどに特化していない職業についた人間とっては、幅広く非常にたくさんのスキルを求められます。
ワード・エクセルだけじゃ無く、非常にたくさんのソフトにも対応しなくてはなりません。
今私が所属している建設会社では、CADソフトだけで5種類あり、完全に使いこなしているわけではありませんが適応しています。
Webクリエイター上級を取得したからではないですが、一つのパソコン資格をしっかり学び取得すれば、
他のパソコンスキルを早く覚えられるようになると感じています。
Webクリエイター上級を取得したスキルと関連付けながら、
論理的に効率よく…。
多くのパソコンスキルを人より少し早く・少し深く覚えられます。
それが、何も資格持ってない人との『差』として現れてきます。
まとめ
今の社会人にパソコンスキルが必須なのはいうまでもないですが…、
Webクリエイター上級に限らず、少しレベルが高めのパソコンスキル・資格を持っていることは大切です。
よく、パソコンの資格なんて必要ないと言われがちですが、
パソコン資格を一つ持っているだけで、その恩恵を受ける機会は意外と多いです。