目次
Processing って何ができるの?

processingって具体的に何が出来るのか…
一言で言います。
「めちゃくちゃ簡単に書けるのに、すぐに本格的な作品を作ることができます。」
さらにさらに…
「書いたプログラムを実行すると、グラフと図形で表示され、自分の作品を視覚的に見ることできます。」
すいません、ちょっと長くなりましたね(笑)
とりあえず、インストールからコーディングまでとても簡単なのに、ビックリするほどクオリティの高いものを作ることができるのです!
世の中には様々なプログラミング言語があり、年々増加しています。C言語、HTML、JAVA、pythonなどなど、皆さんも一度は聞いたことがあるものが含まれているのではないでしょうか。
筆者自身も様々なプログラム言語を使っていますが、それぞれ独特の使い方をしていて正直ごちゃごちゃになりエラーになってしまうこともチラホラ…。
難しいんですよ、はい(笑)
言語が増えていくたびにどんどん複雑化していってますから。
言い訳じゃないですよ(笑)
その点、processingはとてもシンプルで簡単です。
今回は自分の経験を交えて簡単に理解できるように書いていこうと思います。
processing にできること、得意なこと

もう少し具体的に、processingの特長を書いていきます。
- 環境設備など、準備がとても簡単
- グラフや図形を使って見た目で結果を確認できる
- 数式の演算
- アニメーションの実行
- 実行中にキーボード操作によるアクション入力も可能
- 様々な言語に応用可能
パッと見沢山ありますが、なんとこれらは主な機能の一部にすぎません!
こんなこともできます!

その機能とは、
ライブカメラの映像を画面に表示すること
標準でインストールされているVideoライブラリといったものを用いて、映像を実行画面に表示できます。大きく画面に表示するだけでなく、
- 表示サイズを変更する
- 画像を反転させる
- 映像を4分割にする
- 映像をドット表示する
など多くのことが可能になります。
processing を使う3つのメリット
メリット1:わかりやすく簡単な開発環境

まず開発環境を整えるのがすごく簡単です。
インストールして開くとすぐにプログラムを書くことができ、実行ボタンを押すだけで実行してくれます。
さらに、なんといっても、簡単でシンプルなソースコードを書くことができます。
例えば何か文字を書きたいときは、text(書きたい内容、x座標、y座標);と書けば自分の任意の位置に文字を書くことができます。さらに、少し勉強すればすぐに文字の色を変えたり、大きさを自由自在に変化させたりできます。他にも、図形を描きたいときは、textの部分を図形の名前にして、大きさを指定するだけで描写することが出来ます。例として円を描きたい場合、ellipse(x座標、y座標、半径、半径);とするだけで描写してくれます。
上記の例を見てもらうと分かる通り、とても簡単です。少し応用すればすぐに複雑なコードも書くことができます。
メリット2:グラフや図形で表現できる

二つ目の特長として挙げられるのが、実行すれば目に見える形で表現されるということです。
つまり、グラフや図形をアニメーションで実行してくれます。
C言語やpythonなどのように、他のアプリをインストールする必要がありません。
実際に使ってみると分かるのですが、この描写機能がすごく便利。数値だけ言われてもどんな形のグラフができてるの?ってときに、一目で確認することができます。
メリット3:簡単に多くのことができる

最後に、簡単にインストールできるのに、多くの機能が備わっていることがあります。
基本の描写機能はもちろんのこと、日本語を使えるようにしたり、ファイルを挿入/検索したり、自動補完ツールも備えています。
つまり、ある程度のソースコードを書くための機能が完備されているのです。
例えば、上記で挙げたライブカメラの映像を画面に映し出すとします。この時、新しいアプリやパッケージをインストールする必要はなく、接続カメラの情報を打ち込んで、動作を指定してやるだけです。(映像の大きさや更新を定義するのみ)
C言語やJAVAを勉強した人は、一週間もあればおおよそ使いこなせると思います。
processing を使うための3ステップ
ステップ1: processingをダウンロード

まずは、processingをインストールしましょう。
以下のサイトにアクセスして、ダウンロードをクリックします。途中で寄付の画面が出てきます。processingは無料のオープンソースなので、任意で寄付しましょう。もちろん、寄付しないを選択しても全く同じものを使用できるので大丈夫です。
processing ダウンロードサイトのURL: https://processing.org
ステップ2:圧縮ファイルを展開する

ダウンロードが完了したら、圧縮ファイルを展開します。
保存したファイルを右クリックし、展開という項目をダブルクリックして数秒待てば、展開できます。
さらに、展開したファイルを開いて、processing.exe という名称のファイルをダブルクリックすると、実行ファイルを起動することができます。
ステップ3:チュートリアルで学習

processingのチュートリアルに従って、実行ファイルの使い方を学習しましょう。
頻繫して使用する実行ボタン等はわかりやすい位置に配置されているのですぐに理解できますが、細かい機能はチュートリアルに書いてあるので、多機能を使いこなしたい人は読むようにしましょう。
最初は簡単に把握するのみで大丈夫です。
processing の需要

では、processingはどのような分野で使われているんでしょうか。
主に、インタラクションデザインやユーザインタフェースと呼ばれる分野のプロトタイプ作成段階で使われます。プロトタイプとは、企業がプロジェクトを進める際に完成品をイメージしやすいように作る試作品のことです。
正直なところprocessingは初心者向けで、高レベルのプログラム言語を扱う前段階と考えられるので、プロジェクト本番で使う機会は少なそうです。しかしながら、基礎をきっちりと学ぶことができるので、プログラム始めたての人はもちろんのこと、熟練者も学ぶべき言語だと言っても過言ではありません。
processing のデメリット

デメリット挙げるとしたら、C言語やC#より実行時間や精度が劣るということがあります。
実際に長いプログラムを書くと、数秒待たないと実行されません。
描写するからこそ、「容量が重くなってしまう」ということ、その分「精度も少し劣る」ということがデメリットです。
まとめ processingは本格的なプログラムを簡単に書けるプログラミング言語

processingは結局何なのか、
結論は、「グラフや図形を駆使して、本格的なプログラムを簡単に書けるプログラミング言語」のことです。
アニメーションで実際に動くものを製作できるので、キーボード操作を用いたゲーム作成や実験にも適しているといえるでしょう。初心者向けのゲームとして代表的なブロック崩しや、パックマンゲームを作る他、対戦型格闘ゲーム等も作ることができます。
つまり、独創性さえあれば簡単に書ける!
それがprocessingの魅力でしょう。
皆さんも是非一度ダウンロードしてみてください。
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