Laravelのオススメ技術書6選 現役エンジニアが実務で使えるか辛口レビュー

初心者

Laravelを勉強したいです。初心者におすすめの本はありますか?

今回はこういう質問に答えていきたいと思います。ネット上には実際に本を読んでもいないのにオススメしている記事が多数見受けられます。

しかし、この記事を書いてる僕は現役フリーランスのPHPエンジニアとして働きながら、実際に全て読んで、ハンズオン形式のものはサンプルコードも書いてみました。その上で、それぞれの技術書の良いところと悪いところをあげて行きたいと思います。

※ハンズオン・・・サンプルコードを写して実際にアプリを作ること

 

Laravelオススメ技術書 初心者向け

PHPフレームワーク Laravel入門

おすすめ度 5

現時点で最もおすすめの入門書です。Laravelが全くわからない人向けの解説です。内容もハンズオン形式で、本に沿ってやれば最低限のことが身につきます。

僕もテックアカデミーのLaravelコースを受講した時はテックアカデミーのテキストが難しすぎてついていけませんでした。しかし、この入門書をやって授業についていけるようになりました。

 

よいところ

数あるLaravelの本の中で最もわかりやすい。手を動かしながら簡単はCRUD処理を作れるようになる。完全に手取り足取りなので、途中でコードの省略もない。今の所この本以上の入門書はない。

 

わるいところ

致命的な誤植があるため、出版社の正誤表は必須。また、内容もかなり簡単なので実務レベルでは全く足りない。

正誤表
https://www.shuwasystem.co.jp/support/7980html/5258.html

 

速習Laravel6(kindle)

おすすめ度 4

独習PHPで有名な山田先生の著書。Laravel入門と同じく完全初心者向け。内容はハンズオン形式で本のアプリを作成する

 

よいところ

Laravel入門と同じくらい簡単。CRUD処理を一通り網羅している。Laravel入門だけではまだあやふやな人の基礎固めによいだろう

 

わるいところ

中盤になると色々と端折ってくる。ルートやコントローラの基本がわからないと、端折った箇所で詰まる可能性あり。またLaravel入門と同じく基礎で終わりなので、実務レベルでは物足りない。

 

Laravelオススメ技術書 中級者向け

PHPフレームワーク Laravel実践開発

おすすめ度 4

Laravel入門の続編。内容は高度で実務レベルに近い。入門書を終えた人に最適

 

よいところ

実務レベルに近い内容。簡単なCRUD処理を教えて終わりな入門書がほとんどの中、数少ない中級者以上向けの内容

 

わるいところ

初心者にはかなり難しい。Laravel入門と異なり、ルートやコントローラの記述をガンガン端折ってくるので、基礎知識は必須。また、メール送信など扱っていない機能も多いので実務レベルとしてはまだ物足りない。

Laravel入門→Laravel実践開発の順に勉強して、それ以降はググりながら勉強する、というのが王道である。

 

はじめてのLaravel、ソーシャルログイン(Kindle)

おすすめ度 2

awsのcloud9というエディタを使って本のアプリを作成するハンズオン。2冊目はソーシャルログインに特化した内容。2冊はつながっていて1冊目で作った本アプリに2冊目でソーシャルログインを設置する流れ

 

よいところ

ソーシャルログインに解説している本はこれしかない。ソーシャルログインを実装したい際にはお世話になるだろう。

 

・悪いところ
cloud9を使うところ。cloud9を使うと環境構築が難しくなるので、初心者は無視して普通にxamppとエディタを作った方がよい。

 

また、まさかのRouteにゴリゴリ処理を書いていくハンズオン形式。おいおい、大丈夫かと思ったら、後半になってようやく

はじめてのLaravel

今までRouteに書いていた処理をコントローラに移しましょう

とコントローラに処理を書くようになるため混乱する。また一度書いたマイグレーションをガンガン書き換えるのも問題。現場でマイグレーションを後から書き換えるのはNG。

 

Laravelオススメ技術書 上級者向け

PHPフレームワーク Laravel Webアプリケーション開発

おすすめ度 2

ハンズオン形式ではない。辞書的な内容

 

よいところ

mail送信など「Laravel実践開発」で抜けている部分も取り扱っている

 

悪いところ

ハンズオン形式ではないため、基本的に読むだけ。テストコードは書いてあるが、実際に書いても何か成果物ができるわけではない。手を動かさないので頭に入りづらい。

 

絶対挫折させないアプリ開発 はじめてのLaravel

おすすめ度 2

PHPのスクラッチ(フレームワークを使用しない生PHP)で開発を行い、その後にLaravelを使って同じアプリを開発するハンズオン形式

 

・よいところ

最初にスクラッチで開発するため、フレームワークの仕組みがわかるようになる。これができればフレームワークを自作できるようになる。

 

・わるいところ

端折りがすごいので初心者には難しすぎる。とくにスクラッチ開発の部分はかなりの自己解決能力と自走力が求められる。作るものは単なるCRUD処理だが、フレームワークを自作できるレベルの理解は必要。

はじめてのLaravel

仕組みもわからずLaravel使えるようになったけど、そもそもどういう仕組みなんだろ

と思った中級者以上がやったほうがよい

まとめ

以上になります。またLaravel関連の技術書を読んだら随時更新していきます。

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