
Javascriptはインターネットの発展に伴って常に利用されてきた現在でも非常に使用頻度の高い言語です。
主にWebブラウザ上で働く用途で使われており、例えばWebページを読み込んだ際などにユーザーのPC上で動くプログラムに使われています。
現代ではインターネットは私達の生活とは切り離せないほど密接に関わっており、Javascriptも同じく現代社会に必要なプログラミング言語といっても過言ではないでしょう。
この記事を書いている私は「ブックマークレット」というものを知ったことからJavascriptに興味を持ちました。
ブックマークレットとはWebブラウザのブックマークにJavascriptを使って書かれるプログラムで、特定の処理を好きなタイミングで実行することが出来るものです。
Webページの詳細な情報を取得したりデザインを変更するといった処理を試しながらWebページの構造にもずいぶん詳しくなったように思います。
その後にはブラウザ上で常に動かすことの出来る機能の実装のため、ブラウザの拡張機能の開発に着手しました。
JavascriptではWebブラウザに機能を追加したり、Webページのデザインや挙動をユーザーに使いやすいように変更することが可能です。
自分で作っていた拡張機能の一つは、特定のWebページに定期的にアクセスしてその結果をWebブラウザに追加したウィンドウから常に確認するというものでした。
当時あまりプログラミングに慣れていなかった自分でも一週間から二週間ほどで満足行く形で作れ、Windowsアプリケーション開発などと比べてあまりにも簡単に実用的な機能実装が出来たことに関心を持ちました。
今回はJavascriptとはどんな言語かどのように使われている言語かを中心に就職への強さと需要について紹介していきます。
Webブラウザ向けのプログラミング言語「Javascript」
Javascriptとは

Javascriptとは1995年にNetscape Communications社によって開発されたWebブラウザ上で動作するプログラミング言語です。
Javascriptという名称は当時高い注目を浴びていたプログラミング言語「Java」から取られたもので、プログラミング言語としては直接の関係はありません。
元々ウェブアプリケーション開発言語として開発された言語であることもあってWeb開発やWebデザインに携わるなら必須と言っても良い言語です。
どのように使われている言語?

Javascriptは基本的にWebページにアクセスしたユーザー側(クライアントサイド)で処理されるプログラムの開発に使われます。
このときプログラムのコードを読み込んで処理は「Microsoft Edge」や「Google Chrome」といったWebブラウザによって行っています。
Javascriptの具体的な用途としては以下のようなものがあります。
「Google Chrome]や「Mozilla Firefox」といった一部のブラウザでは公式でブラウザに機能を追加することができる特徴を持っています。
拡張機能というのはこの付加的に実装できる機能のことです。
例えばWebページ全体のスクリーンショットを簡単に取得することが出来たり、マウスジェスチャーといった機能をブラウザに追加することが出来ます。
Javascriptはこういった拡張機能を開発するためのプログラミング言語としても使われます。
特定の処理を好きなタイミングで実行でき、例えばユーザーがWebページの情報を取得したい際やデザインを見やすく変更することなどが出来ます。
このブックマークレットのプログラムもJavascriptで書かれるものです。
JavascriptとWebページとの関係性

Webページを構成する要素としてはHTML、CSSがまず筆頭としてあげられます。
特にHTMLはWebページの基盤となるもので、CSSはそのHTMLで作られた基盤に装飾を施すことが出来る言語です。
Javascriptはそうして形作られたWebページに埋め込まれることで、Webページを操作したりWebページを提供しているサーバーサイドとユーザー間での情報のやり取りといった動的な機能を実装しています。
数あるプログラミング言語の中でもJavascriptはWebブラウザ上で動作する唯一のプログラミング言語です。
他に替わりの利かない唯一無二の言語なので、常に安定した需要を保って行くことが出来ます。
Javascriptのライブラリ、「JQuery」とは
JQueryとはライブラリと呼ばれるものの一種で、Javascriptの機能をより簡単に少ない記述量で扱うために使われます。
ライブラリというのはプログラミング言語の機能を扱いやすくまとめたものです。
JQueryを使用する利点としては
・一つ一つの処理を短くまとめることで、コード全体の可読性が上がる
・ブラウザの差をJQueryが補ってくれるので、使われるブラウザを意識せずにプログラミングが出来る。
といったものが挙げられます。
Jqueryは現場でもよく使われており、Javascriptを学ぶ際にはJQueryから始めることがおすすめです。
Javascriptの難易度

Javascriptはスクリプト言語と呼ばれるタイプのプログラミング言語で、コードをそのまますぐに実行してテストできる点、記述が容易にできるという特徴があり習得しやすいタイプの言語になります。
一般的にプログラミングを学習する際にはコードをプログラムとして実行できる形にするためのアプリケーションを用意する必要がありますが、JavascriptはWebブラウザさえあれば誰でもすぐにプログラムを書いて動作させることが可能です。
Javascriptはこの様なプログラミング学習に入るまでの導入の容易さに加えてスクリプト言語としての学習のしやすさを併せ持つ初心者向けの言語といえます。
就職に強いJavascript
Javascriptの求人数は?

JavascriptはWebデザインを中心としてWebアプリケーション開発といったWebに関わるあらゆる業界で広く使われているプログラミング言語です。
近年ではスマートフォンといったモバイル機器の発展によって誰もがインターネットに繋がる時代となりました。
そのためユーザーとインターネットの橋渡しとなるWebブラウザに必須のJavascriptの需要は以前にも増して高まってきています。
また、最近ではサーバー側でもJavascriptが活用されるようになり、Webサーバー側での求人情報もよく見られます。
Javascriptは現代でも盛んに発展が続けられているプログラミング言語なので、さらなる生産性の向上や最新の技術を取り入れていける言語です。
業務内容にはどんな物がある?

Javascriptプログラマの仕事はWebデザイナーやWebサービスの開発者といったものが一般的です。
Webデザインの分野ではHTMLやCSSと合わせてWebページにアクセスしたユーザー側(フロントエンド)のプログラムを担当します。
Webサービス開発に際しては他のプログラミング言語(C#,perl,PHPなど)と合わせてJavascriptを使用して開発に携わります。
Javascriptは初心者にもおすすめなプログラミング言語

いかがだったでしょうか?
Javascriptは数あるプログラミング言語の中でも最も導入しやすく、スクリプト言語という特徴もあって学習も比較的に容易な言語です。
現代に至っても発展を続けており、これからのIT技術の進歩とともにJavascriptのWeb業界への影響力は一層高まっていくことが予想されます。
変化の激しいIT業界にも対応でき、学習も容易なプログラミング言語であるJavascriptは初心者に特におすすめな言語の一つと言えるでしょう。