プログラミング言語C#ってどんな言語?手軽で自由度も高いバランス言語!

未経験者
C#ってどんな言語なんですか?初心者でも簡単にプログラムが作れますか?

はい、今回はC#とはどんな特徴のある言語か、初心者でも簡単にプログラムが作れるのかについて、説明していきたいと思います。
まず、ざっくりと説明してしまうと、C#はC言語やJavaといった言語の後に作られたもので、現在主流なグラフィカルで直感的な操作のできるアプリケーションの開発に向いているプログラミング言語です。

 

この記事を書いている私が初めて学んだ言語は、C言語やC++といった、よりコンピュータをしっかりと管理しなければいけない、よく言えば自由な、悪く言えば面倒な言語でした。

初めてプログラミングを学ぶ際には、こういったコンピュータの挙動を理解しなければいけない言語から学ぶべきだろう、と思ってのことでしたが、学び始めてから実用的なアプリケーションを作るまでには数か月以上も掛かった覚えがあります。

当時は初心者向けのプログラミング情報も少なく、個人のブログで公開しているソースコードなどを参考にして学習していました。

 

まず、C言語からと思っていましたので、いざ市販されているようなウィンドウを使ったソフトウェアを作る際にどうしたら良いか分からず、C#を知らなかった当時はWin32APIなどを使って、手打ちでウィンドウ作成のためのコードを書いていました。

もともと私はWindowsのアプリケーションに憧れてプログラミングを始めたので、C#がWindowsアプリケーションに適した言語であると知っていれば、こんな苦労はしなかったのかもしれません。

 

C#であればウィンドウベースで作る為の、視覚的にわかりやすい開発環境があります。
そのため、まだプログラミングを始めたばかりの初心者であっても、簡単にウィンドウを使用した実用的なアプリケーションを開発することができるでしょう。

C言語から学習してきた経験を生かして、C#がC言語と比べていかにアプリケーション開発に適しているかを紹介したいと思います。

 

C#って何?今C#を学ぶメリットとデメリット

C#とは何か

マイクロソフト開発の言語

C#は「しーしゃーぷ」と読み、マイクロソフトが2000年頃にC++やJavaの発展形として開発した言語です。

それまで主流だったC言語やC++などのC#が現われる以前の言語では、コンピュータの根幹に関わるような非常に繊細なコントロールが可能な反面、アプリケーションの開発に時間が掛かったり、大規模なアプリケーションを開発する際に、プログラムが複雑化してしまう欠点がありました。

 

当時、そういったアプリケーションの開発を容易にするために作られた、グラフィカルなアプリケーションの開発に優れた言語、Javaがあります。

複数のプラットフォーム上で動作出来、視覚的なプログラムの構築用の機能が付属した言語です。

しかしJavaはC言語などのようなコンピュータのコントロール能力が低く、C言語と比べてできることに制限がありました。

 

C#はJavaやC言語などのプログラミング言語の利点を取り込み、C言語に近い低レベルのコーディングができるうえ、実用的なアプリケーションも容易に作れる先進的な言語となったのです。

 

オブジェクト指向型で開発が簡単

オブジェクト指向型の言語とはインスタンス(実体)とクラス(実体の元になる設計図)を持ち、インスタンスを連携させることでプログラムを組んでいくタイプの言語で、プログラムの全体の構造を意識して開発することに長けています。

 

学習の際にはこのオブジェクト指向というものの理解が難しい点ですが、一度理解してしまえば組み立てるような直感的なプログラミングが出来ます。

 

強力な統合開発環境を持つ

C#にはMicrosoft Visual Studioという強力な統合開発環境があります。

書いたソースコードを実際に使用できるプログラムの形にするためには、基本的には以下の四つの機能が必要です。

 

プログラムを編集するためのテキストエディタ、書いたソースコードをオブジェクトコードに変換するためのコンパイラ、オブジェクトコードを対応するCPUに適した形に変換するためのリンカ、そうして出来上がった実行ファイルのデバッグをするデバッガです。

 

Visual Studioではこれらの機能に加えて、GUIプログラムを開発する際に便利な機能や、多様なプラットフォームに対応させるための機能などが含まれており、C#の利点の多くはこのVisual Studioによって成り立っています。

現在でもアップデートは続いており、最近ではスマートフォン向けのIphone、Androidなどのアプリケーションも開発可能です。

 

C#の4つのメリット

 

1, 覚えやすく、ほかの言語の習得にも役立つ

C#は数ある言語の中でも比較的に覚えやすい言語と言われます。

例えばC言語がなぜ難しいとされるのかというと、簡単に言えば専門性が高いことです。

C言語はコンピュータの細かい制御ができる言語ですが、アプリケーションを開発するにあたってその制御を常に意識して書かなければなりません。

 

また、実際にアプリケーションを思った通りに作り上げるには、言語の構造をしっかりと理解している必要があります。

複雑な制御をしている分エラーも発生しやすく、なかなか思うように結果が得られないので習得が進みません。

 

その点C#ではC言語のような専門性は可能な限り隠されて、なるべく意識せずにプログラミングが出来るよう設計されています。

あらかじめ用意された関数などを組み合わせるだけで、一つのアプリケーションがほとんど作れてしまうこともあるでしょう。

そうして作られたプログラムはエラーやバグが少なく、もし発生したとしても、原因の特定も段違いに簡単です。

 

現在主流なほかの言語に通ずるところも多く、特にオブジェクト指向型の言語を覚える際にはC#の知識が役に立つでしょう。

C言語、C++の発展形ということもあって高い安定性も魅力です。

 

2, 手軽にGUIアプリケーションの開発ができる

C#の大きなメリットとしてWindowsアプリケーションのような、GUIアプリケーションの開発のしやすさがまず挙げられます。

UIの配置を見ながら設定できるので、初心者であっても簡単にアプリケーションの設計が可能です。

GUIアプリケーションといってもコーディングの手間は殆んどなく、例えばボタンを押した、テキストが入力されたといった動作(イベント)の際に実行されるコードで機能を関連付けるくらいです。

 

C#は歴史ある言語ですので、関数やクラスなども豊富に用意されています。

開発の際には自分で一から機能を作っていくということは余りなく、組み立てるような手軽さで開発していくことができるでしょう。

 

3, ゲームの開発ができる

Unityをご存知でしょうか?

Unityは世界でも最も使われているゲームエディタで、誰でも簡単にゲーム開発をすることができます。

このUnityで開発をする際、ゲームの動作を制御するためのプログラミング言語としてC#が使われています。

 

以前はjavascriptといった言語もプログラミング言語として採用されていましたが、

現在のバージョンでは使用可能な言語はC#一つとなったようです。

Unityを使用してゲームの開発を考えているならC#は必須といっても過言ではないでしょう。

 

4, 就職にも根強い人気、ほかの人気言語との相性も魅力

C#はスマートフォンアプリなどに対応したこともあって、現在でもそれなりに多くの求人情報があります。

Unityを使ったゲーム開発も盛んで、ゲームのプログラミングに関わりたい人にはまず学習しておくべき言語です。

 

ほかにも多くの求人情報のあるPHPやRuby、Javaといった言語とは近い構造を持ち、習得の助けになります。

特にPHPとRubyはC#と連携して機能させることも多いので、仕事を探すうえで常に力になるでしょう。

C#は高い生産性となんにでも使える対応力が魅力!

いかがだったでしょうか?

C#の魅力は言語の仕様、統合開発環境のVisual Studioによる高い生産性と、

Windowsアプリケーションだけに留まらずに、スマートフォンアプリ、ゲーム開発となんにでも使える対応力だと思います。

 

習得も難しい方ではなく、ほかの言語の学習にも役立つところが沢山あります。

C#は今から習得するのに最もおすすめな言語のひとつと言えるでしょう。

 

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