
プログラミング初心者にはC言語がおすすめです!
ここでは私の思うC言語を学ぶことのメリットとデメリットを書いていきたいと思います。

はじめに
そもそも『プログラミング言語?』『C言語?』という方へ簡単な説明を書いておきます。
プログラミング言語とは

C言語とは
最近では世界で2番目に使われているプログラミング言語であり、AIやVRなどの最新技術にも使われているのです。
〓処理速度〓
C言語最大の特徴は処理速度の速さです。その速さは現存するプログラミング言語の中で最速。大量のデータを高速で処理する必要がある分野で多く使われています。
〓記述・構文〓
C言語は高級言語と言われ人間が記述‐読解しやすいプログラミング言語です。またC言語は『CUP』や『メモリ』などハードウェアを意識したプログラミングもでき、高級言語でありながら低級言語の特徴も持っています。
〓高い移植性〓
C言語は移植性が高い言語です。『移植性が高い』とは、環境に依存しないことを意味しています。プログラミングをするとき『動作環境に合わせた記述』が必要です。コンピュータが違えば中の処理も違い、同じ書き方をしても違う結果になることがあります。しかしC言語を扱うコンピュータでは例外が存在するもののほとんどの場合で同じ結果になります。
くわしくはwikipedia
つまり
C言語は高級言語と低級言語の両方の特徴と高い移植性によりプログラミング言語中最速の処理速度と高い汎用性の両立を実現しています。
C言語を学ぶメリット
ハード・ソフト両方の開発ができる
これは仕事の幅が広がることを意味しています。
ハードとは機械本体の名称で、ソフトとはその中身の部分の名称です。具体例はスマホ本体がハードでアプリがソフトといった感じです。
ハード・ソフトの両方の知識を備えておけば開発の場面で役立つこと間違いなしです。またOS等のシステムやハードウェア領域の記述にはC言語が多く使われているので特にハードの開発に強くなれます。
移植性が高くどんな開発環境でも対応可
C言語はマスターするときに勉強する環境を整えやすいです。
先述の通り動作環境に影響されないC言語ではある程度のコンピュータの環境があればすぐに勉強を開始できます。とくにMicrosoft社がVisual Studioというソフトウェア開発のための統合開発環境を提供しています。このVisual Studioは最初の一か月だけ無料でダウンロード、使用が最近できるようになりました。
プログラミング言語の習得は実際にやってみないとわからないことや気づかないこと、注意事項等が多々あります。
これを利用して試しにプログラミングをやってみるのもいいかもしれませんね。
C言語は環境に左右されないとっつきやすいプログラミング言語と言えます。これが私がC言語をおすすめする大きな魅力の一つです。
そもそもC言語はこの先必須の言語になりそうな予感
最新の技術(OS・IOT・ロボット・システム)にはC言語が使われていますし、AIの開発にもCやC++が良いと言われています。
最新の技術において大量のデータを高速で処理することが求められはじめています。これからの将来も同じく続いていく可能性があります。そこで処理速度最速のC言語が多用されていくのは容易に予想できます。
つまりこれからのエンジニアにとってC言語は当たり前のスキルになってくると私は予感しています。
ほかの言語を勉強するときに簡単に思えてしまう
私がC言語をおすすめする一番の理由がこれです。C言語はプログラミングの基礎となる知識を身に着けられるため、情報科の大学・専門学校では最初に勉強する言語であることが多いです。C言語は初心者にはハードルが少し高いと言われています。しかし本気でエンジニア職を目指すなら必須の言語になる可能性があるC言語を乗り越え他の言語を比較的楽に習得してしまいましょう。
C言語を学ぶデメリット

慣れるまでに時間がかかる
実際筆者もC言語をまともに書けるようになったのは勉強を始めてから半年くらいたった頃でした。筆者は理系だったので割とできるかもと思っていましたが案の定C言語の沼にハマりました。
覚えることは少ない代わりに応用の仕方がプログラマに依存しますので十分に経験を積まないと
書き方・構文を覚えた程度では使い物になりません。
同じ処理でも違った記述の仕方や工夫の仕方があります。習得の最中に十分な数の経験を積んでおくのがいいでしょう。
初心者キラーのポインタが難解
C言語がプログラミング初心者にハードルが高いと言われている理由がこの『ポインタ』というものです。このポインタはメモリ上のアドレスや住所などと言われているものです。
このポインタで躓く学生は少なくないです。ポインタを理解することはC言語をマスターすることと言ってもいいでしょう。それくらいポインタはC言語で超重要な要素なのです。
ポインタの理解が完璧でない状態でエンジニアとして就職したとしてもそのエンジニアの寿命は極端に短くなっていしまいます。ポインタは本当に重要です。
正しい内容が書かれた本が少ない
これが一番大きいデメリットです。
一般に市販されているC言語を解説している本のほとんどが内容に誤りや、説明が不十分な部分があります。
『プログラミング言語C 第2版 ANSI規格準拠』というANSI規格の本があります。
この本はすべて正しい内容になっていますが、その反面中身が文字やプログラムのコードの例ばかりで初心者には少し読むのが辛いかもしれません。
自分に合った解説書を見つける他このデメリットをクリアするのは難しいです。根気強く自分に合う解説書を探しましょう。
筆者の体験談
筆者は学校でC言語を学びました。最初は変数・式と演算子・条件分岐・繰り返し処理・配列・関数など簡単な項目を5ヶ月で、そのあとポインタ・構造体・共用体・ファイルの入出力を4ヶ月で学びました。
C言語はここでは上げきれないくらい系統・毛色・趣向・自由度が違うものが作れます。
筆者はゲームプログラマーを目標に学校へ通っていたのですが
プログラミングに慣れるために文字だけのブラックジャックとビン取りゲーム
画像の解析を目的としてビットマップファイルのマスク画像
国旗そっくりの画像を出力するプログラム
ゲームプログラミングに関係して2Dシューティングゲーム
マップチップを利用したRPG
反射・衝突・追跡など数学と物理を用いた物体の運動の再現
などを学校の課題で作ったりしました。ここに挙げた物すべては自分の目標の為にC言語を用いて作りました。プログラミング初心者がC言語を学び始めたら是非目標を作ってみてください。目標が無く勉強するときっと途中で嫌になってしまったりダレてしまったり長く続かないと思います。目標はモチベーションとやる気を上げ、学ぶ意欲を搔き立て、多少の無理もできるようにします。これからC言語を学ぶ方には自分に合った目標を設定してほしいです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はプログラミング初心者におすすめなプログラミング言語として、C言語を紹介しました。C言語は始めの頃は慣れない事だらけでプログラミングもままならないかと思います。
しかしC言語を習得することでプログラマー・エンジニアとしての価値は飛躍的に上がること間違いなしです。C言語はプログラミングの基礎と土台をしっかり身に着けることができるプログラミング言語です。この機会に是非C言語を始めてみてください。