

今回はプログラマーの方が会計事務所で重宝される能力について説明します。
大前提として

一般の方でもCMなどで1度は聞いたことがあると思いますが、弥生会計や勘定奉行などもう既に会計事務所の中でかなりシェアの高い性能のいい会計ソフトが沢山販売されているため、確定申告や会計をするためのソフトを一般の会計事務所が開発することは基本的にはないと考えて下さい。
その仕事がしたい場合は、会計事務所ではなく会計ソフトの会社に入る方がよいでしょう。
そもそもネットリテラシーが低い事務所が多い

税理士は税務署に長年勤め、退職した方も資格をもらえます。
そのため代表の税理士の先生が年配の場合も多く、そもそもPCやインターネットがあまり使いこなせなかったり、先生はアナログの場合が多いです。
それなので、これについてはプログラミング以前の問題ですが、ネットリテラシーが高い人が入社してくることはそれだけでかなり重宝されます。
会社のホームページを編集できる

会計事務所も今や沢山あり、ネットからの顧客獲得も狙っています。
沢山税理士の先生がいる税理士法人では、会社全体のWebページだけでなく、相続税、所得税、法人税など先生ごとに得意な分野があるのでその税目に特化したページを大量に量産している場合があります。
その場合、Webページの制作・編集はエンジニアの人にお金を払って外注していることがほとんどですが、定期的な更新や変更もあるため社内にWordpressが使える人、HTMLやCSSが書けるだけでもかなり重宝されます。
Webページを量産するプログラマーとして入社するのであれば、プログラミング言語はPHP、Ruby、Perl、Python、node.js、JavaScriptなどのWeb開発で使われる一般的なプログラミング言語ができたらかなり面接で評価されると思います。
Excelでマクロを組める

前述した通り、未だにアナログな事務所が多いか、社員全員はネットリテラシーが高くない事務所が多いので、顧客管理もアナログな場合が多いです。
そのためマクロを組める人が入社すると、例えばExce上で顧客管理を作り、その顧客のエリアや作業の進捗ごとに検索できるシステムを作れます。
営業をしている会計事務所であれば、営業先の管理や売上などマクロがあると作業が効率化する場面が沢山あります。
マクロではExcelデータの計算や順番の並べ替えや書式の変更の変更も簡単にできるため、入力やデータを毎月集計することが多い会計事務所ではマクロを組める人がいると重宝されます。
マクロとは?

マクロとはMicrosoft社のExcelに標準装備されている機能です。普段行なっている作業の手順をコードに書いて、その一連の作業を自動化できる機能のことを言います。作業をマクロに1度記憶させ、実行することによってボタン簡単に同じ作業をすることができるようになります。
これをすることによって、毎月データを集計している同じ作業をExcelのマクロに記憶させることによって、次回からマクロを実行するだけで済みます。
それなので、複雑な集計をしていればしている程作業時間が短縮されます。
そしてマクロは機能の名称で、マクロを動かすためのプログラミング言語のことをVBAと言います。
VBAとは?

VBAはVisual Basic for Applicationsの略称で、Microsoft社が拡張機能として提供しているプログラミング言語です。
Excel以外のWordやPowerPointやAccessなどの他のMicrosoft社のソフトでもVBAを使うことができます。
VBAはExcel上でデータを集計や分析する処理をしたり、Excelにある機能を利用して帳票を自動的に作成したり、他のExcelデータを取り込んで処理することもできます。
Microsoft社のVBAを使用できるソフトを連携し、ExcelでPowerPointのスライドショーを再生したり、ExcelデータをWordに挿入したり、Accessからデータを読み込んでExcelのグラフを作成することも可能です。
ちなみにExcelデータではなくサーバーを利用して顧客管理をしている場合も、CSV形式で書き出すことによってExcelに取り込み、集計することができます。
VBAは作業を効率化するだけでなく、直接データを取り込むためミスも軽減してくれます。
プログラミング言語を勉強して一般企業に勤めたい方は、Microsoft社のVBAが組めるようになるのはオススメです。
また、VBAが組めることはとても需要があり、どの求人も給与が高いです。
まとめ

会計事務所でもプログラミングのできる方は採用の際に有利になります。
また、会計事務所以外の複雑な集計が定期的にあったり、Webページの量産や更新が頻繁にある一般企業でもプログラマーは需要があります。
面接の時にプログラミングスキルをアピールしてみて下さい。