
今回は、このような質問に答えていきたいと思います。
結論から言うと、 ブラインドタッチが完璧にできなくても仕事は十分やっていけます
ただし、両手の人差し指だけの入力、かな入力しかできないのはプログラマーのスキルとして問題視されるので、早急にスキルアップが必要です。
プログラマーがタイピングに困らない程度のスキルを身につけるには、どうすればよいのかを中心に解説していきます。
プログラマーがタイピングのスピードが遅いとどんな場面で困る!?


会社にもよりますが、ブラインドタッチができないという事実だけで不採用になる可能性は低いです。
就職・転職するにあたって、ある程度のスピードでキーボードの入力ができていれば、ブラインドタッチができるかというよりも、プログラミング知識があるかの方が重要視されるからです。
なぜかというと、実際に「プログラムを考えながら」コードを打ち込むのがプログラマーの仕事なので、コードを理解できる人の方が当然のことながら重宝されます。
ただし、以下の観点では不利になりますので、心当たりのある人は黄色信号です。
1. 仕事ができないという印象を与える

未経験でプログラマーになった場合に、必ずしも最初からプログラミングを任せてもらえるとは限りません。
プログラミングの即戦力に欠ける場合、最初はミーティングの議事録を作成したり、資料作成の補助をしたりといわゆる雑用の仕事を振られることがあります。
議事録・資料作成ではワード・エクセルなどを使いますので、入力スピードがあまりに遅いとレベルの高い仕事を頼めないかもしれないという不安を上司に与えます。
プログラミングは当然ローマ字入力なので、かな入力しかできない人は早急にローマ字入力ができるようにしましょう。
2. 仕事のスピードに差が出る

ブラインドタッチの能力が本当に必要とされるのは、プログラマーよりもデータ入力の仕事になるでしょう。
プログラマーの場合、今あるプログラムの内容を解析して、どこに新しいコードを追加したらよいかじっくりと考えて打ち込むことがほとんどです。
今ブラインドタッチができなかったとしても仕事を通じてできるようになることもありますので、人差し指のみで入力しているということがなければ大丈夫です。
ただ、プログラマーを目指す人で、「人差し指でしか入力できません」という人がいたら、さすがに仕事のスピードとして遅すぎるでしょう。
プログラミングは英語のようなものですので、長い英語の文章を指一本だけで入力していくとなるとかなりの時間がかかります。
システムの不具合が出た場合など、コードを素早く入力して修正しないといけないですし、不具合報告資料を作成する必要もあります。
その時には、ブラインドタッチができる人の方が仕事が早く片付けられるので、持っておいて損することはないスキルになります。
ブラインドタッチが実はできない・・・今からプログラミングと一緒に学ぶコツを紹介


こんなお悩みを解決するために、超初心者から最低限の仕事レベルにまでアップさせるためのアドバイスとして3つ紹介します。
1. ホームポジションを覚える。まずは「F」と「J」のキーに人差し指を置く

ブラインドタッチには正しいフォーム・このキーはこの指でという基本的なルールがあります。
ブラインドタッチができる人とできない人の差は、ホームポジションを実践できているかというところにあります。
まずは、どのキーをどの指で入力するのか、正しい指使いを覚えてください。
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※ちびむすドリルより引用
そこからがスタートです。
2. インターネットで無料のタイピング練習サイトがあるので活用する

ホームポジションをある程度理解して、入力できているかの確認のために、無料のタイピング練習サイトは役に立ちます。
イータイピングは、無料でかつレベル判定もしてくれるのでオススメです。
このサイトで練習する場合、ローマ字タイピングと英語タイピングが練習の対象になります。
かなタイピングは仕事で使わないので、やらなくてよいです。
ミスしやすいところを教えてくれるので、その部分を強化していき、オフィスワークで困らない1分間で200字超え程度に到達出来たら充分です。
未経験の場合、どちらかと言えばタイピングよりもプログラミングスキルですので、あまり時間をかけすぎずにプログラミング学習の息抜きに練習しましょう。
3. 基本のフォームを覚えたらブラインドタッチでプログラムの写経を

ブラインドタッチの基礎とプログラムの基礎知識を頭に入れたら、両方を組み合わせてタイピングとプログラミングのスキルを向上させてみましょう。
オススメはプログラミングのテキストに書かれているプログラムをブラインドタッチで写経する方法です。
どちらも「習うより慣れろ」という要素が強いので、よく使うコードや文法を頭に入れるよい訓練になると思います。
現場で、よく使うプログラミングのコードがスラスラ出てくると良いことなので、単純ではありますが効果の高い練習になります。
仕事を任せてもらうには、タイピングスキルとプログラミングスキルをバランスよく!

仕事を任せてもらうには、「信頼」を勝ち取ることが大事です。
そのためには、タイピングが全くできないのも仕事ができないと思われますし、プログラミングがわからなければ仕事ができるレベルに到達できないことになります。
ブラインドタッチは完璧にできなくても仕事はできます。
しかしながら、自身のレベルアップを考えると、最低限のホームポジションと使う指を覚えながら、タイピングスキル向上を目指した方がより生産性の高い仕事ができるでしょう。
プログラミングスキルは、「システムの動作を実現するのにはこのようなコードを書く」と実戦形式で覚えていくことも多々あります。
プログラマーは現状人手不足となっており、スタートラインに立てるようなタイピングスキル・プログラミングの知識があれば、仕事をもらえるチャンスはありますので、バランスよく身につけるようにしましょう。