パーソナルモビリティの開発を始めよう

ドローンイルミネーション
未経験者
パーソナルモビリティって最近よく聞くけど,いったい何だろう?

と疑問に思ってる方,
または,

未経験者
パーソナルモビリティの開発をしようと思ったら何を勉強したら良いのだろうか?

という疑問を持ってる方に対してお答えします.

 

書いた人
企業でパーソナルモビリティを開発してるエンジニアです.
学生時代にロボットの研究にハマり,みんなにロボットを届けたくて企業に就職.
主にC言語によるロボット開発をしながら,AIの勉強もしています.

パーソナルモビリティ

パーソナルモビリティとは何か?
まずはその問にお答えしましょう.

パーソナルモビリティとは

パーソナルモビリティとは,
普段の生活で使えるような乗り物(移動できる物)のことです.
乗って移動できるロボット」と考えても良いです.

パーソナルモビリティ

なんだか難しそうに思えるけど,
実は身近に結構いっぱい有ったりします.

例えば,
・電動車いす(乙武洋匡さんが使ってるよね)
セグウェイ(日本では公道で乗れないけど)
ウィングレット(セグウェイに対抗してトヨタ自動車が開発!もちろん公道で乗れない)
などがパーソナルモビリティです.

なら自動車もそうか?と思うかもしれないけど,
個人が移動する時に簡単に使える乗り物限定としています.
「パーソナル」とは「個人」を意味しますからね.
将来的には範囲が変わるかもしれないけど,それはまた変化を楽しみましょう(笑)

パーソナルモビリティはどうやって動くのか?

コーディング
一般的には,パーソナルモビリティが動くにはモータが必要です.
モータが回るにはもちろん電力が必要ですけど,
どのように回せば良いのかという命令が必要です.
その命令は書き込まれたプログラムによって計算されて決まります.

言い換えますと,その命令を決めるプログラムを自由に書き換えたら,
そのパーソナルモビリティを好きなような動かすことができます.

面白くないですか???

例えば,
パーソナルモビリティではないけど,
最近中国で流行ってるドローンショーもそういうことですね.
動き方を命令するプログラムをドローンに書き込んで,
その通りに飛んでもらう.
そうやって考えると,なんか簡単そうに思えますよね(笑)

と見せかけて,本当に簡単なんです!!(笑)

ドローンイルミネーション

パーソナルモビリティを動かそう

パーソナルモビリティを動かすにはプログラムが必要って書きましたけど,

未経験者
・プログラムはどうやって書くの?
・プログラムに書いた命令は何をするの?

という疑問があるかもしれません.

ここではそれにお答えします.

プログラムはどう書くの?

かきかき
プログラムを書くには,
どれかのプログラミング言語を使って,
そのルール通りに文章を書きます.(一般的には「コーディング」と言います)

未経験者
じゃあどのプログラミング言語を使えば良いの?

と疑問に思いますよね.
その答えは人によって変わります.

大きく分けると3種類の言語があります
①機械言語:数字の羅列が言葉に見える人向け(映画マトリックスみたいな感じ)
②低級言語:コンピュータの知識がある人向け
③高級言語:コンピュータの事なんてどうでも良いと思ってる人向け

◆①機械言語

機械言語で書く人が周りにいないけど,とにかく変人だと思って良い.
利点:書いた通りに必ず動く
欠点:読みにくい(読める人いるのかな?)

◆②低級言語

だいたいのエンジニアは低級言語のC言語を使います.
利点:処理速度は速いし,機械言語より断然読みやすい(何が書いてあるか理解できる).
欠点:難しい処理も自分でかかないといけない.

◆③高級言語

入口には良いのかもしれない
利点:非常に書きやすい.難しい処理は書かなくても良い.
欠点:処理速度が遅い.

言語を決める

本
これを読んでる時点で,機械言語は一度忘れましょう(笑)
機械言語は本当にすごい人しか無理ですね.
次のようにやりたいことで決めてみましょう.

やりたいこと:とにかく何かを動かしたい

ルンバ
実際にパーソナルモビリティを動かしたいなら低級言語のC言語を勉強しましょう.
パーソナルモビリティの脳に当たるマイクロコンピュータ(通称マイコン)には,
基本C言語で書いたプログラムを書き込みます.
実際は書いたプログラムをビルドしてから書き込みますが,
ここでは簡単のためにプログラムを書き込むとしましょう(笑)

あれ?「コンピュータの知識がある人向け」じゃないの?
と疑問に思うかもしれないけど,
今はいろんなキットがあって敷居が下がってます.
例えば,Arduinoというマイコンを使ったキットを使って遊ぶのも良いでしょう.
Arduinoを使ったロボットの例

やりたいこと:考える方法を作りたい

考える
実際にパーソナルモビリティを動かすよりも,
パーソナルモビリティを賢く動かす方法(アルゴリズム)を考えたいなら,
高級言語のPythonMATLABを勉強しましょう.
(別にパーソナルモビリティを動かせないわけじゃないけど,それをやるのはちょっと敷居が高いです.)

C言語でもできるけど,
PythonやMATLABの方がツールが揃っていて,簡単に開始できます.
この二つの中でも,
「無料ですぐにできて,情報が多い」という要望があるならば,
Pythonを始めると良いです.
(Pythonを勉強すればITエンジニアにも成れるかもしれないよ?)

Pythonなら今はAnacondaというパッケージが良いです.
必要なツールが一緒にインストールしてくれます.

パーソナルモビリティを動かす前に

スタート
さて,やりたいことが決まりましたら,
まずは自分の手を動かしましょう.

今の時代,導入に必要なお金は大分下がりました.
Arduinoで何かを動かすなら1万円あればできる.
Pythonで何かアルゴリズムを作ってみたいなら,なんとゼロ円でできる.

だから待ってるとどんどん遅れるので,
待たずに初めてみましょう.

難しいからできないとは思わずに,
失敗しても良いからと思ってやってみましょう.
面白いから!!

何か新しいことができた感動がきっと続ける原動力になって,
パーソナルモビリティを動かすことにつながりますよ!

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