web製作会社に入った際の月収は、週5フルタイム勤務で月15万円でした。しかし、2年弱の実務経験を積んだのちフリーランスになり、今は4〜5倍稼いでます。どういう過程でフリーランスになって稼げるようになったかまとめていきます。
初めての実務。htmlコーダー編(1年目)

前回の記事の続きです。なんとかweb製作会社でコーダーとして働く事になりました。
コーダーとはhtm、cssを使ってデザイナーが作ったHPデザイン通りにサイトを作る仕事です。プログラマーより仕事内容は簡単になります。
はじめてweb製作会社に入って驚いたのが、実務で求められるレベルの高さです。実務で求められるレベルを10としたら、訓練校やプログラミングスクールで学んだレベルか1か2くらいでした。
正直、今までの勉強は何だったんだと思いました。最初の2か月くらいは質問しまくりで、まわりに迷惑をかけながら何とか実務を覚えていきました。
ところが半年もすると、一通りコーダーの仕事をこなせるようになりました。そもそもhtmlとcssはそこまで難しくないので3か月〜半年程度実務を経験すれば、一通りできるようになります。html、cssをマスターしたあたりで転職をすることにしました。
はじめてのプログラム言語。PHPエンジニア編(2年目)

転職活動をして、今度は昼間のweb製作会社に契約社員として入社しました。今回はPHPエンジニアとしての採用でした。前職の経験があったので、この転職は比較的すんなりといきました。
PHPはプログラム言語です。webサービスのログイン機能、掲示板機能、問い合わせフォームなどを実装するための言語です。ネットではPHPは簡単みたいな書き込みが多いですが、html、cssと比べると目ん玉が飛び出るくらい難しかったです。
さらに苦戦したのがPHPのフレームワーク。実務で「Laravel」と「CakePHP」をやりましたが、全くわからない。しかも、ググっても当時は情報が少なくて解決できない事が多かったです。
僕の体感として難易度はhtml、cssの難易度を10とすると、PHPが50、PHPのフレームワークが100くらいです。html、cssは入門言語だったんだなと思い知らされました。
かなり苦労しながらPHPと格闘しましたが、1年たつとログイン機能、掲示板機能、問い合わせフォームなど基礎的なものは作れるようになりました。しかし、入社1年なので技術力は会社で最下位。僕に回ってくる仕事は、一番簡単なものでした。
そんな最中、気になる事がありました。クライアントから比較的簡単なwebサービスの作成を頼まれ、僕が一人で作って完成させました。そして、会社が請求書を作っていたのでが、僕が1日働くたびにクライアントに4万円請求していたのです。
その当時の僕の給料は日給1万円です。4万円請求して、1万円は僕の懐に、残りの3万は会社の取り分という訳です。
たしかに契約を取ってきたのは会社だけど、3万円は取りすぎだろうと思いました。そして、自分が直接契約したら4万円全部もらえるのに、と思うようになりました。
1日4万稼いで日給1万円???

会社に大量にお金を抜かれていたことを知ってもやもやしていたので、フリーランスの友人に相談しました。






本当かな?と思いながらも、登録だけはタダなので友人が使っているレバテックに登録に行くことにした。
フリーランスエージェント登録(3年目)

レバはフリーランスエージェントの最大手で、単価が非常に高いと言われました。webで必要事項を入力し、面談を行いました。僕はスキルを正直に話した。




この瞬間、僕は気持ちは決まった。今働いている会社を退職してフリーランスに転向することにしました。
ちなみにエージェントは良いことばかりではないです。相場を知らないと安く買い叩かれるので注意してください。エージェントの闇については以下の記事にまとめてあります。
フリーランス開始(3年目)

早速、実務経験2年以上募集の案件を探してもらいました。そして、企業面談を突破した現場に行くことになりました。
最初の現場は非常に緊張しました。でも、僕が紹介してもらった案件は、最初は1か月契約で、もし双方が希望すれば3か月ずつ延長していく形でした。1か月なら爆死してもいいやと思い飛び込みました。
いざ現場に入ると普通のweb制作の現場でした。最初の1週間は環境構築や各種設定などを行い、そのあとは、既存システムの改修という簡単な仕事が回ってきました。入ったばかりなので、簡単な仕事から徐々に慣れてもらおう、という感じでした。
正直、ものすごい高いレベルを求められたらどうしようと思いましたが、仕事内容は前職と大差ないのに3倍くらいの給料になりました。
僕は実務経験2年弱でフリーランスになりました。ネットを見ると3か月とか半年でフリーランスになった、という記事を見ますが、現実はなかなか難しいと思います。だいたい2〜3年ほど実務経験を積んでからフリーに転向するのが一般的だと思いまます。
僕がフリーランスに転身して感じたメリットは以下のとおりです
・給料が3倍になった
・週2〜4の案件もある(数は少ないです)
・1か月契約や3か月契約が多いのですぐ辞められる
・自分で現場を選べる
逆に僕が思ったフリーランスのデメリットは以下のとおりです
・職場が転々と変わるので、毎回人間関係を構築する必要がある
・今は仕事が途切れないが45才を過ぎたあたりで入れる案件が減っていく
・厚生年金、ボーナス、退職金、家賃補助などがない
メリット、デメリットはありますが、給料が上がるのは非常に大きいと思います。フリーランスに興味はあるけど中々飛び込めない、という人は一度試してみるといいと思います。
レバテック:僕が使っているフリーランスエージェントです。商流を明記している数少ないエージェントです
なるほど!とても参考になりました!
Twitterだと20代の人ばかりが、やたらとフリーランスでノマド生活とか、未経験でWeb系自社開発へ就職とか騒いでますが、40オーバーだと彼らの経験など全く参考になりません。
このブログの方法は、40オーバーでも希望が持てました。ありがとうございます!
どういたしまして。ネット上で成功体験を語っている人は最初から条件いい人ばかりですからね。条件悪くてもここまでいけますよ、というのを書いてみました。