自社開発、受託開発、SESどれがいいか

初学者
SES、受託開発、自社開発、どの会社が一番いいのかな?

という疑問に答えたいと思います。結論からいうと自社開発>受託開発>SESの順番でおすすめです。しかし、就職のしやすさはSES>受託開発>自社開発になります。

 

SESとは何か

SESとはIT企業を名乗る派遣会社です。普通の派遣会社と異なり、正社員で雇用して会社に指定された現場に派遣されます。

 

熟練プログラマーなら1日派遣すると4〜5万になるので、1万円プログラマーに渡して、残り3〜4万は会社の利益になります。

 

SESは一度契約が決まれば、何ヶ月も先まで毎月決まった売上が保証されるので、会社側にとっては非常に美味しいビジネスモデルです。そのため、SESを行っている企業はかなり多いのが現状です。

 

メリット

なんといっても入社のしやすさです。会社としては使い物にならない人材でも、派遣できればお金になるので、未経験でも採用されやすいです。

 

SESの求人には「未経験歓迎」「30代歓迎」「一生モノのスキルが身につく」などの魅力的なワードがちりばめられているので、未経験者ほどSESの求人を見ることになると思います。

 

未経験者の使い道としてよくあるのが経歴詐称です。未経験者は受け入れ先が嫌がるので、実務経験を偽って現場にもぐりこませます。

 

5人くらいのチームで派遣すれば、そのなかに未経験者が混じってても、チーム全体でカバーするのでクライアントからはクレームになりづらくなります。

 

また、未経験者には簡単なテストや書類作成などの雑用業務をやらせるので、いると多少役に立ちます。

 

また、入社後に研修を受けられるのもメリットです。しかし、研修の言語は案件数が多いJavaの場合が多いです。

 

SESのメリット

1、未経験でも入社しやすい
2、Javaの研修が受けられる

デメリット

SESは職場を選べません。会社の指示された現場に行きます。これが最大のデメリットです。

 

たまたまコードが書ける職場に回されればいいですが、未経験の場合は高確率で雑用係に任命されます。

 

テスト、ドキュメント作成、エクセル、パワーポイントの資料作成など、web業界には雑用が溢れています。

 

これらは退屈な上、プログラムスキルは一切上がらないので、誰もやりたがりません。そこで新人に押し付ける形になります。

 

テスト業務にアサインされて、スキルも身につかず年だけ取ってしまった、というのが一番危険な状態になります

 

また、コードが書ける現場に行けても、何の言語を使うかは別問題です。PHPをやりたかったのにJavaに回された、webサイトを作りたかったのでスマホアプリ開発にまわされた、というのはよくある話です

 

さらに頻繁に現場が変わるので、その都度使う言語が変わることが多いです。いろんな言語を知っているといえば聞こえはいいですが、表面だけかじっても力はつきません。

 

PHP1年、Java1年、Swift1年やるよりは、PHPを3年やったほうが単価は高くなります。

 

さらに、普通の企業よりもやめづらいのもデメリットです。普通なら雑用要員になった時点で辞めればいいのですが、SESは客先との契約期間があります。

 

契約期間中に抜けられると会社は非常に困るので、契約期間中は絶対にいてくれとあの手この手で脅されます。

 

さらに、普通は社員に契約期間を知らせないで、いつやめても

上司
契約期間があるから、あと◯か月は絶対いてくれないと困る

となります。◯に入る数字は会社の都合で変動します。

 

SESのデメリットをまとめると以下になります

 

SESのデメリット

1、職場を選べない
2、言語も選べない
3、雑用要員になる可能性がある
4、普通の会社より辞めづらい

 

基本的には会社にとってはメリットが大きいけれど、労働者にとってはデメリットが大きいのがSESになります。

 

受託開発はオススメか

受託開発はクライアントから仕事を受けてサービスなどを開発する会社です。受託開発は悪くないので、採用されたらとりあえず行ってみましょう。

 

メリット

受託開発はSESと異なり自社で開発することができるので職場がころころ変わることがありません。また、多くの会社の研修があり、基礎的な勉強をすることができます。

 

受託のメリット

1、職場が変わらない
2、研修がある

デメリット

最大のデメリットは納期です。クライアントありきなので、クライアントが何日までにサイトを完成してくれ、と言われたらそれが絶対です。

 

社員は土日を返上してでも納期を間に合わせます。普通スケジュールが厳しい仕事は、その分多くのお金を請求しますが、社員に還元されることはありません。

 

また、受託開発企業は直接クライアントから仕事を受ける場合もあれば、仕事を受けた会社から投げられた下請け作業の場合も多いです。

 

例えば、100万でwebサイト制作を受けた会社が、10万円でデザイン会社にデザインを発注、40万円でシステム会社にシステムの組み込みを発注、50万円が元請けの利益、という感じです。

 

利益的にも作業的にも美味しいのは下に投げる元請け企業です。下請け企業は作業量が多い割には利益になっていません。

 

会社が儲かっていないと当然社員の給料も上げりません。

社員
なんか、大変な割には給料低いよね

というのが受託開発会社あるあるです。

 

また、SESほどではないですが言語のたらい回しがあります。例えば、営業がswiftのiphoneアプリの仕事を取ってきたら、社員の誰かがやらなければなりません。

 

会社としてはどんな言語でもとってきて社員に投げて完成させればお金になります。社員がこの言語をやりたいとか、web系をやりたいとかそういう希望は知ったことではないのです。

 

webサイトを作りたいけどiphoneアプリの開発ばかりやらされて、いつのまにかwebの仕事がまわってこなくなった、というのはよくある話です。

 

受託のメリット

1、納期に追われやすい
2、給料が上がりづらい
3、SESほどではないが言語のたらい回しあり

自社開発はおすすめ

自社開発は3つの中では一番いいです。もし自社開発企業に採用されたらラッキーです。

メリット

まずクライアントがいない。そのため、納期はそこまで厳しくないです。クライアントが決めた納期は絶対に死守ですが、社内で決めた納期はよく後ろにズレ込みます。

使う言語、フレームワークも社内で決められるので、ある程度自分の希望が通ります。

 

また、サイバーエージェントやA8ネットなど自社サービスで儲けている企業は、受託企業では考えられないほど羽振りがいいです。

 

そのため、高い給料を払って技術力の高いスーパーエンジニアが集めることにより、会社の技術力が非常に高い場合が多いです。

 

技術力が高い会社で働くことで、最新の技術やツールに触れて、自分自身が一気にスキルアップを図ることができます。

 

自社開発のメリット

1、納期に厳しくない
2、儲かっている企業が多く給料が高くなりやすい
3、技術レベルが高く、スキルアップにつながりやすい

デメリット

自社開発でお金を持っている企業は、新卒以外未経験者を雇いません。そのため、そもそも未経験者には縁がないことが多いです。

 

また、自社開発企業といってもピンキリです。サイバーエージェントのような巨大な企業もあれば、社員3人でちょっとしたwebサービスで慎ましく儲けている会社もあります。

 

さらに、会社の技術レベルが高いのは良いことですが、あまりに自分の実力とかけ離れているとついていけない可能性もあります。

 

自社開発のデメリット

1、零細自社開発企業もある
2、未経験をとらない企業が多い
3、レベルが高すぎるとついていけない可能性あり

結論 なるべく自社開発か受託開発に入ろう

未経験の人はweb系企業をひとまとめに見てしまいがちですが、中身は全く違います。企業を受ける時は、SESか受託か自社開発か必ず確認しましょう。

 

ただしSES企業に関しては、あまりに評判が悪いためSESであることを隠す傾向にあります。面接に行くと、

 

SES面接官
うちは自社開発もやってるし、受託開発もやっているし、あとちょっとだけSESもやってるよ(小声)

 

となぜか自社開発企業ぶります。そして、最初はSESで経験を積んでもらって、いずれは自社に戻って開発してね、と夢を語られます。

 

しかし、実際はずっとSESで出稼ぎを行い、次の案件が入るまで待機期間に形ばかりの自社開発をする程度です。SES系の会社はなぜか夢を語るところが多いので、真に受けないようにしましょう。

 

高年齢の未経験者は中々採用されず、SESにすがりたい気持ちになると思います。

 

SESで当たりの案件を引いてスキルアップできた、という人もいるので一概には否定できませんが、デメリットを知った上で飛びこんだほうがいいと思います。

 

ぜひ参考にして下さい。

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