プログラマーは何故、離職率が高い?ブラック業界だから?

未経験者
プログラマーは何で離職率が高いのですか?やっぱり、ブラック業界だからですか?

 

昔に出来たネットスラングの一つに、ブラック企業と言う単語がありますが、最初に言葉の対象となった業界は、IT業界です。

特に、プログラマーやシステムエンジニアに対するスラングとして、定着しました。

 

このような単語が定着しているので、プログラマーの離職率が高い理由は、ブラック企業が多いからだけなのでしょうか。

 

プログラマー業界がブラック業界と言われる原因も含めて、離職率が高い理由を見ていきましょう。

 

プログラマーがブラック業界と言われる原因と離職率が高い理由

まず始めに、プログラマー業界が何故ブラック業界だと言われているのかについて、見ていきましょう。

 

プログラマーもIT業界に属していて、ブラック業界と比喩されています。

実際は、プログラマー業界にも良し悪しがあり、必ずしもブラック業界ではありません。

世界のトップ企業はIT系企業であり、世界の市場大半を制覇しているのはIT系企業と言える状況です。

 

では、どうしてプログラマーは、ブラック業界と言われているのでしょうか。

 

プログラマーは何故、ブラックだと言われるのか


プログラマー業界がブラックだと言われる主な理由は、

  • 多重請負構造
  • クライアントの急な要望変更
  • 長時間労働・給料が少ない
  • 仕事のことを聞けない・自力で覚える必要がある
  • 新しい技術に触れられない
  • 客席常駐が多い

が主な理由です。

 

少し見ていきましょう。

 

多重請負構造


IT系の仕事は、多重請負となることも多く、下請けであればあるほど、最終的な工賃などが少なくなってしまい、薄給になっていきます。

そのため、努力してもしただけの努力が報われずにブラック業界だと言われたり、離職率が多くなっていく要因の一つにもなっています。

 

一次下請では、1000万円で引き受けた仕事でも、二次下請では300万円程度まで減らせれていたりなど、中間搾取と呼ばれる状況は起きています。

しかし、必ずしもあるわけではないので、希望する企業が開発を行う上で、どのポジションに位置する会社なのかを確かめておく方が良いでしょう。

 

クライアントの急な要望変更


クライアントが、納品期限間近の突然の仕様変更納品後の仕様変更など、当初の仕様とは全く違う内容を提示してくることもあります。

 

納品後の変更だったら、契約に入っていないと断ることもできますが、納期ギリギリで変更を言われた場合は、納期までに対応できないことが多く、長時間労働に繋がっていきます。

クライアントと上手に交渉が出来れば、納期の延期もできますが、クライアントと交渉を行うプロジェクトマネージャー次第となってしまいます。

 

プログラマーは、クライアントの気まぐれの様な要望変更に付き合うことが多いので、ブラック業界と言われる原因になっています。

 

長時間労働・給料が少ない


プログラマーの仕事は、必ずしも毎日残業をしているわけではありません。

しかし、

  • クライアントから急な要望変更をされた場合
  • クライアントがプログラミングに対する理解がない
  • 自社の立場が弱い

と残業を行うことが多くなったり、残業時間が長くなってしまいます。

 

Webページ1つを作るとしても、ただソースコードを書くだけではなく、ページ全体の色合いなどのデザインを変更したり、他のページとの兼ね合いを考えたりと様々な作業を行います。

クライアントが、制作の工程やプログラミングの大変さなどを理解していないと、クライアントからの急な要望変更が頻発したりします。

 

また、プログラミングに対する理解がないと、要望変更に伴う納期の延期などの交渉なども受け入れてもらえない場合もあり、これらのことが、残業が発生や残業時間が長くなったり休日勤務を行うなどの長時間労働に繋がっていきます。

 

自社の立場が、クライアントとの距離の少ない企業なら問題の発生も少ないのですが、自社が完全下請けの様な会社は立場が弱くなってしまうので、クライアントの言いなりとなってしまうことがあります。

 

また、残業代などの割増賃金が、見込み残業や月給としか求人票に表記されていない企業もプログラマー業界にあります。

その場合、基本給が少なく手当などでごまかしていることがあるので、どれだけ経験などを重ねても賃金の昇給が望めないことが多いです。

 

長時間労働とそれに見合うだけの給与貰えない企業もあるので、プログラマーは、ブラック業界と言われています。

 

仕事のことを聞けない・自力で覚える必要がある


会社や部署の規模によって違いますが、あまりにも忙しいく残業などの多い環境で仕事をしていると、その会社の先輩などに仕事のことを聞ける状況ではないので、分からないことがあっても、誰にも聞くことができず自力で勉強をする必要があります。

場合によっては、分からないことを聞くと嫌な顔をされたり怒鳴られる可能性もあります。

 

また、新入社員や未経験者ができないことを任せる会社は、ほとんどないですが、それでも、そのような会社が無いわけではないなく、出来ないのはお前が悪いなどと言われる会社もあります。

 

そのような原因で、プログラマーがブラック業界と言われているようです。

 

また、プログラマーの仕事は、新しいことを自分から調べられないと置いて行かれることがあり、自分から勉強をすることができない・ついていけない人が離職をすることが離職率を高めている理由にもなっています。

 

新しい技術に触れられない


IT系の零細企業となると、昔の考えを持った社長が経営しているワンマン企業もあります。

 

会社が特定分野において、必ず使われる様なシステムを作っている場合は、社長自身が昔の技術で組んだプログラムを使用している場合があり、現代の技術からすると遅れたモノを使用して作成されている場合があります。

しかし、ワンマン経営化している場合、そのようなことに目を向けることも少なく、所属している技術者が過去の技術しか使用できない可能性があり、技術者として成長できないまま、その企業に所属して何年も経過していることもあります。

 

そのような会社に長年所属していると、同じ業界の技術者として取り残されてしまい、転職などを行う場合は、不利となってしまいます。

技術者を廃れさせていく企業の存在は、プログラマーがブラック業界と言われることになっていきます。

 

客席常駐が多い


募集時は、求人票などにシステム開発会社と記載されていますが、実際に働いてみると、準委任契約で技術者を派遣しているいわゆるSES企業だった場合も多く、自社で開発を行うのではなく、派遣先の企業(客席)に通って(常駐)勤務をすることになります。

 

客席常駐で仕事をしていると、派遣先で完全に仕事の指示を受けるので、派遣されないと行う業務の内容が分からないことがあります。

派遣先の業務が、8割ほどが雑用である可能性もあり、ソースコードを書く業務の割合の方が少ない場合があるので、技術者として成長することもできない可能性があります。

 

また、残業代や休日勤務の割増賃金などがあらかじめ月給いくらなどと総額で表現されている場合があり(見込み残業など)、基本給の額が少なく低賃金労働や長時間労働が常態化している場合があります。

 

SESが悪いわけではないですが、上記の様な状態のSES会社を指して身売り業界などと言われ、ブラック業界と認識されてしまっています。

 

自社でシステム開発を行う会社とSES会社の違いは、こちらを参考にしてください。


自社開発、受託開発、SESどれがいいか

2019年3月15日

 

以上が、プログラマーがブラック業界と言われる主な原因です。

ブラック業界と言われる原因が、プログラマーの離職率を高めている原因の一つになっていることは、間違いないの事実と言えます。

しかし、離職率が高い理由は、他にもあります。

 

プログラマーの離職率が高いのは、経験者が転職を行うから


次に、ブラック業界と呼ばれる原因以外でプログラマーの離職率が高い理由について、見ていきましょう。

 

他の原因として、離職率が高い理由は主に、

  • 転職による、キャリアアップを図るため
  • 転職によって、賃金を上げるため
  • 転職によって、より良い環境を求めるため
  • IT経験者であれば、転職回数がマイナスに見られない
  • プログラマーに向いていなかった
  • 独立して働くため

が主な理由です。

 

それぞれ、項目ごとに見ていきましょう。

 

転職による、キャリアアップを図るため


プログラマーは、専門職であり技術者として成長するためには、転職による環境変化も必要になっていきます。

 

自社で開発を行う企業に所属していたとしても、プログラマーの給与は、使用している技術(プログラミング言語など)によっても左右されます。

なので、転職を行うことによってより多くの技術に触れ技術者としてスキルアップを行えば、自分の市場価値を高めることができます。

 

転職によって、賃金を上げるため


プログラマーは、専門職です。

そして、現在のIT業界は、人手不足となっていて、経験者なら喉から手が出るほど欲しい人材であり、積極的に採用されやすい状況にあります。

未経験者でも、新規参入しやすい業界ではありますが、専門職なので、1から技術者として育て上げるよりも、ある程度年齢が上だったとしても、経験者を良い賃金で雇う方がより会社全体の収益に繋がっていきます。

 

条件さえ良ければ、年収1000万円近くを稼ぐことも可能なので、より高収入を求めた経験者の転職もプログラマーの離職率を高めています。

 

転職によって、より良い環境を求めるため


プログラマーは、専門職なので、経験者ならより良い環境の揃っている企業へ転職を行うことがしやすくなっています。

 

転職を行うことによって、技術者として、自分が触れてみた技術を扱うこともできるようにもなります。

また、IT系の会社には、様々な働き方や自由なことを行える会社もあり、ベンチャー企業の様に様々な会社も存在しているので、働き方の選択肢が多く、転職しやすいことも離職率の高い理由の一つです。

 

IT経験者であれば、転職回数がマイナスに見られない


プログラマーは、専門職なので経験年数が多ければ多いほど様々な技術触れていたり経験も多いので技術者としての価値が高いことをアピールすることができます。

 

プログラマーの場合は、経験年数が多いとシステムエンジニアとの境目をなくなっていく傾向にあり、仕事の幅と求められる役割も多くなります。

また、プログラマーがシステムエンジニアの仕事もしたりします。

企業としても、多くの仕事をしてもらったり、経験者がより上の立場(プロジェクトマネージャーなど)の仕事をして欲しいので、企業としても経験の多い技術者を雇うことはメリットになります。

 

経験者などの即戦力を雇うことは、企業にとってもメリットが大きいので、経験のある転職者は積極的に採用されやすい傾向にあり、転職回数がマイナスに見られることが少なくなります。

 

説明の中に出てきた、システムエンジニアについては、こちらの記事を参考にしてください。


意外に知らないプログラマーとエンジニアの違い。どっちがオススメ?

2019年4月24日

 

独立して働くため


プログラマーは専門職であるので、ある程度の経験があり、自身を売り出す営業力コネクションがあれば独立してフリーランスとして働くことも、独立して起業をすることもしやすい業界です。

 

また、経験者であれば転職エージェントなどを利用し、フリーランスとして仕事をすることができ、独立をした方が自身の市場価値を高めることもできます。

なので、独立を行うために離職を行う人も多いです。

 

プログラマーに向いていなかった


プログラマーを目指す人の中には、プログラマーの年収や働き方などにひかれて、条件などの良い会社に所属する人もいます。

しかし、プログラミングについていけなかったりプログラマーに対する興味が湧かない人もいるので、仕事を長く続けることができず離職率を高める原因となっています。

 

その様な人は、まったくの異業種に着いた方が年収もアップし安定して働ける可能性があります。

もしくは、同じ会社内でも、営業などの違う役職を担当することの方が良いでしょう。

 

以上がブラック業界と呼ばれる原因以外の、プログラマーの離職率が高い理由です。

IT人材は、近年では、より人手不足の傾向にあるので、経験者であり、離職理由がしっかりとしていれば、必ずと言っていいほど採用されやすい状況にあります。

プログラマーもその様なことを把握しているので、積極的に転職などを行う人が多くプログラマーの離職率が高くなっています。

 

まとめ

プログラマーの離職率が高い理由を紹介しましたが、様々な理由があるようですね。

内容をまとめると、プログラマーの離職率が高い理由は主に、

  • ブラック企業にあたってしまったこと
  • キャリアップなどのための転職や独立
  • そもそもプログラマーに向いていなかった

の3つのが、離職率の高い主な理由の様ですね。

 

IT系全般的に、ブラックな面ばかり強調されているモノの方が広まってしまっているため、一般的には過酷な労働条件ばかりと思われがちですが、良い面と悪い面の両方があるので、やはり、自分で調べるか働いて見ないと分からないことの方が多いでしょう。

 

もし、これからプログラマーを目指す人は、良い情報と悪い情報の両方をよく集めた上で、会社を選んでください。

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